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●大阪のハンバーグの名店『BOSTON(ボストン)』ではスープに浸ったハンバーグがあるそう。どんな味なのか実食してみた

 ハンバーグといえば熱した鉄板皿の上に乗ってジュージューといい音を立てたり、ソースたっぷりの煮込みハンバーグなどが定番の提供法ですが、大阪の『BOSTON(ボストン)』というお店には、ちょっと変わった提供法のハンバーグがあるという情報をゲット。

 それはスープに浸ったハンバーグ。やや和風なベースなのに相性ピッタリらしく、ハンバーグ好きな筆者が早速、食べに行ってきました。

昭和町を代表するグルメスポットの『BOSTON』

 今回紹介するお店があるのは昭和町。大阪有数の繁華街である天王寺の一つお隣の駅となっています。大阪メトロの昭和町で下りて、南西側の階段を上ったところにあります。

 こちらのお店は大阪を中心に数店舗のお店を展開するハンバーグ専門のローカルチェーン店の本店で、昭和町グルメの代名詞的な存在のお店でもあります。

 ハンバーグ専門店というだけあって、お店の前に立つと肉汁のいい香りで胃の辺りがグーッと刺激され食欲がガンガンに刺激されます。

 メニューを確認すると定番のハンバーグのランチメニューに混じって、スープハンバーグを発見。ここで間違いないようです。

 店内はカウンター主体の洋食店という感じながらも、店名のボストンからも分かるように内装はアメリカンな雰囲気もあり。

 目当てのスープハンバーグは「200gと300gから選べます」ということで、迷いなく300gでオーダー。ランチにはパンかライスが選べるのですが和風なスープということで、ご飯と相性が良さそうなのでライスを選びました。

サラダとミニスープも付く

 注文するとサラダとミニスープがまず到着。大根を薄くスライスしたサラダは何気ないようでオシャレな盛り付け。パリパリとしたサッパリ食感でハンバーグとの相性も良さそう!

スープに浸かったハンバーグという優しい風景!

「スープハンバーグ」300g 1900円

 しばらく待っていると「鉄板、大変熱くなっています」のコメントと共にハンバーグが登場。ジュージューという音がないのは少し不思議ですが、スキレットにスープが張られていて、その中にハンバーグが入っています。

 ハンバーグのほかに付け合わせとしてブロッコリーや人参、ポテトに加えて、なんと焼き豆腐まで同席。かなり独特ではありますが、何となく優しさに満ちた光景が広がっています。

洋風おでんの汁のように旨味たっぷり

 まず、何と言っても気になるのはハンバーグ。となるハズですが、やっぱりここはスープから。

 野菜の旨味が強烈に溶けだしたスープで、和風ポトフのような洋風おでんのような感じ。不思議な味わいだけど旨味がギュッと濃縮されています。

ふんわり柔らかく、肉感たっぷり

 スープを味わったところで、本来のメインであるハンバーグをいただきます。ボストンの牛100%ハンバーグは、お箸で食べるタイプ。食べてみるとふんわり柔らかではあるけど、ミシッと詰まった肉感のハンバーグとなっています。

ごはんがベストマッチのスープハンバーグ

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 ハンバーグは一口食べるごとに中から肉汁があふれ、スープの方に肉の旨味がどんどんフィードバックされていきます。

 そして肉の旨味が増加するごとにご飯との相性もアップ。パンかご飯か選べますが、スープハンバーグの場合はやっぱりご飯が正解かも知れません。

スープをごはんに浸しても美味

 途中でご飯をお替りしつつ、ご飯にスープを掛けたり、スープにご飯を浸したりしながら完食しました。

調査結果

「最後の一滴までスープを飲み干す」というラーメンを食べ終わった時のようなコメントと共に、スープハンバーグランチを完食。気が付くとお腹いっぱいで幸せな気分もいっぱい。大阪のローカルチェーンの本店は昭和町を代表する名店と呼ばれるのも納得の美味しさでした。

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP INFO

BOSTON 昭和町本店

住:大阪府大阪市阿倍野区阪南町1-50-4
TEL:06-6625-0050
営:11:30~14:30、17:30~22:30
休:無休
https://www.boston01.net/

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。