9月7日の会見で、藤島ジュリー景子社長は涙を流した

 9月18日に「Billboard JAPAN」が発表した週間シングル・セールス・チャート(9月11日〜17日集計)で、ジャニーズ事務所に所属する「なにわ男子」の『Make Up Day/Missing』が初週39万702枚の売上で、1位を獲得した。

 なにわ男子は、9月13日発売の今作も含め、計5枚のシングルすべてで初週売上1位を獲得。好調を維持しているように見えるが……芸能記者はこう話す。

「1位は1位ですが、売上枚数を見て衝撃を受けました。3月8日発売の前作『Special Kiss』の初週売上から約12万枚も減っていたんです。今回の発表で、これまで続いてきた初週50万枚超えも4作でストップ。

 今作の表題曲は、どちらもなにわ男子メンバーが主演を務める民放連続ドラマの主題歌だったので、曲自体の露出も少なくなかったはずです」

 前作のシングル発売から約3カ月。なにわ男子には、大きな騒動が続いていた。

 8月9日に「文春オンライン」がメンバー・西畑大吾(26)と読売テレビ・足立夏保アナウンサー(24)の熱愛をスクープ。さらに同サイトは、9月6日、メンバー・長尾謙杜(21)が、事務所の先輩である「Kis-My-Ft2」の千賀健永(32)を巻き込んで、元セクシー女優の三上悠亜(30)と交際していることを報じている。

 そこに降り注いださらなる “火種” が、今なお世間を揺るがすジャニーズ事務所の性加害問題だった。

 9月7日の会見で、藤島ジュリー景子社長(57)、東山紀之(56)、井ノ原快彦(47)が、故・ジャニー喜多川氏の性加害を認め、謝罪して以降、同事務所への風当たりは強まるばかりだ。

 こうした経緯から、ネット上では、なにわ男子のファンからも売上が激減した原因を指摘する声があがっている。

《敢えて名前伏せずに書きますが、今回のなにわ男子のCD売上は熱愛出た西畑長尾の担降りも少なからず影響出ていると思う》

《なにわって親にCD買ってもらってるキッズファン多そうだから、売上に性加害問題の余波ちょっとありそう》

《今回は結構予約していたのです。なにわ男子CD出してるんだ〜!買ってみよ〜という浮動票の売上が全部なくなるってことだなって思ったので》

「ジャニーズ事務所の所属グループのシングルCDは毎週のように発売されますが、会見前日の9月6日には『Snow Man』の9枚めのシングル『Dangerholic』が発売されていました。

 しかし、こちらは初週で80万枚以上の売上。これまでのSnow Manのシングル売上とも遜色のない結果で、7日の会見以降に巻き起こったジャニーズ事務所への批判からうまく逃げ切った形でしょうか。

 スキャンダルの影響もあり、なにわ男子とSnow Manで、人気・売上ともに圧倒的な差が生まれてしまいました」(前出・芸能記者)

 2021年11月にCDデビューしたばかりにもかかわらず、2022年大晦日に『NHK紅白歌合戦』に初出場。2023年には『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーに選ばれたなにわ男子だが……。

 週刊誌記者はこう話す。

「ここまで上り調子で来られたのは、ジュリー社長が本腰を入れて推しているからだと言われています。ジュリー社長は長年、関ジャニ∞の担当をしていたことから、関西ジャニーズJr.出身のグループを大事にしているといいます。

 実際に、なにわ男子は自社レーベルに所属させ、そのレーベルの創立20周年記念日にデビューさせたほどです」

 同族経営の社長と近すぎる関係で、事務所騒動さえも “身から出た錆” のようになってしまったのか――。