「就活生に人気が高い会社」金融業界ランキング

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(写真:Fast&Slow/PIXTA)

コロナ禍を経て企業活動が平常化する中、人手不足を背景に学生優位の「売り手市場」となっている。2024年4月の入社を目指す就活生はどのような企業を選んだのか。「『1.4万人の就活生』が選んだ人気企業ランキング」「『就活生に人気が高い会社』男女別ランキング」に続いて、今回は業界別の人気企業ランキングを紹介する。


調査対象者は、就職サイト「ブンナビ!」に登録する現在就活中(2024年春卒業予定)の大学生や大学院生。

登録者のうち、大学名を問わず約1万4000人が回答している。調査期間は2023年3月16日〜2023年6月30日まで。

業界別の人気企業はここ

金融業界のトップ3を見ると、1位日本生命保険、2位大和証券グループ、3位東京海上日動火災だった。4位損害保険ジャパン、5位みずほフィナンシャルグループと続き、総合ランキングの上位に入った企業が業界別ランキングでも目立つ。

マスコミは、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズが1位。トップ10には広告代理店が多くランクインし、3位ジェイアール東日本企画、8位大広/大広WEDO、9位電通という順になっている。

商社は総合1位の伊藤忠商事が業界別でもトップ。20時以降の残業原則禁止など先進的な働き方改革で就活生人気が続いている。2位三菱商事、3位丸紅、4位三井物産、5位住友商事と続き、総合商社が存在感を放っている。

ランキング表ではほかにも、「通信・IT・ソフトウェア」「自動車・機械・電気機器」「食品」「化学」「流通」「不動産」「建設・住宅」「ホテル・レジャー・旅行」「旅客(航空・鉄道)」「シンクタンク・調査・コンサルタント」「レストラン・フード」の分類でまとめている。















■調査について
調査主体:文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所
調査対象:2024年春入社希望の「ブンナビ!」会員(現大学4年生、現大学院2年生)
調査方法:文化放送キャリアパートナーズ運営の就職サイト「ブンナビ」上でのWebアンケート、文化放送キャリアパートナーズ主催の就職イベント会場での紙・アプリアンケート、文化放送キャリアパートナーズ就職雑誌&デジタルブック内QRコードアンケート
*投票者1名が最大5票を有し、志望企業を1位から5位まで選択する形式
調査期間:2023年3月16日〜2023年6月30日
回答数:14207 (うち男子6993・女子7214/文系10241・理系3966)
総得票数:37923票
男女比を1:1にするため、男子得票数に1.031603032を掛けたポイント制

「就職」を重視する学生は「企業イメージ(企業価値)」よりも「仕事イメージ(仕事価値)」に重点を置くとの仮説の下で、ランキングを算出。
就職者誘引度は、学生が企業イメージと仕事イメージのどちらを企業選択時に重視したかという回答によって算出。企業イメージのみで投票した場合は就職者誘引度5、仕事イメージのみで投票した場合は95とし、得票平均値を就職者誘引度としている。
総得票数×就職者誘引度=就職ブランド力とし、就職ブランド力を基にランキングを計算。
社名はアンケート上の名称で、1採用窓口=1社名を基準にしている。社名変更等で調査時の社名と異なる場合がある。グループで採用が一本化されている場合は「○○グループ」等で表記

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(東洋経済オンライン編集部)