モスバーガーの「フレンチフライポテト」S・M・Lの本数を数えて分かった一番おトクな食べ方とは?
食楽web
モスバーガーの「フレンチフライドポテト」のサイズにはS、M、Lがありますが、みなさんはいつもどれを選んでいますか? マクドナルドのマックフライポテトに比べて、モスのポテトは1本が太く食べごたえがあるので、いつもSサイズを選ぶという人も多いかもしれませんね。
しかし、2人でシェアするならどのサイズがよいのでしょうか。S→M→Lの順番に量が多くなっているのはわかりますが、実際どれほどの割合で多くなっているのか、そしてMかLをシェアした場合、Sを2つ買うよりおトクなのか――いろいろ気になります。
おなじみモスバーガー(食楽web)
ちなみに以前、食楽webの企画でマックのポテトのS、M、Lサイズを数えた際、結果は以下のとおりでした。
マックのポテトでコスパ最強なのはLサイズ
この企画で重要なポイントだったのは、「有効ポテト率」。これは何かというと、マックフライポテトには、長いポテトや短いポテトがありますよね。そこで4cm以上のポテトを“有効ポテト”と名付け、その本数や割合を算出してみたわけです。
その結果、マクドナルドに2人で行ってポテトを二人とも食べる場合、「Sサイズ2つ買うより、Mサイズをシェアするほうが、食べられる本数は若干少ないが、4cm以上の長いポテト(有効ポテト)をそれぞれ5本多く食べられる。また、Lサイズをシェアすれば、Sサイズを2つ買った価格と一緒でも、食べられる本数も多く、かつ有効ポテトは各自18.5本も多く食べられる」という結論が導き出されたのです。
そこでモスバーガーのフレンチフライポテトも、この「有効ポテト率」に着目してポテトの本数を数えてみることに。しかし、マックのポテトは細いし短いポテトがたくさんありますが、モスのポテトは太くてしっかりしています。そもそも短いポテトはあるのか? というのが気がかりだったのですが……。
案外モスのポテトにも短いポテトがある!
Mサイズ(300円)は約104g。1g当たり2.9円
まず、モスバーガーの「フレンチフライポテト」のS、M、Lの値段と重量は次の通り。
・S:240円・72g:1g当たり3.3円
・M:300円・104g:1g当たり2.9円
・L:360円・148g:1g当たり2.4円
となりました。ちなみにマクドナルドの「マックフライポテト」のスペックは次の通りです。
・S:190円・55g:1g当たり3.45円
・M:330円・108g:1g当たり3.05円
・L:380円・169g:1g当たり2.24円
1gあたりの値段は、マックもモスもほとんど変わらないということですね。ではモスのポテトの本数を数えてみます。
Sは全部で18本
まずSから数えてみると、全部で18本ありました。そのうち11cm以上は3本、4cm未満は3本、4cm~11cm未満は12本でした。つまり有効ポテトは15本(有効ポテト率83%)ということになります。マックのSサイズの有効ポテト数は50%だったたので、モスの有効率の高さが際立っています。
しかし、意外だったのはモスのポテトにも4cm未満と短くてカリッカリのポテトが混じっていたこと。全部太いイメージでしたが、違うんですね。とはいえ、18本中3本とほんのわずかだったので、普段は気づかないレベルなのかもしれません。
モスバーガーのフレンチフライドポテトにも4cm以下の極小サイズが紛れています。これは有効ポテトにカウントしません
続いてMサイズは全部で31本。うち11cm以上は1本で、4cm未満は9本、4cm~11cm未満は21本。つまり有効ポテトは22本(有効ポテト率70%)でした。これもマックのMサイズの有効ポテト率60%に比べて高いです。でも、Mサイズには短いポテトが9本も紛れていました!
こちらはLサイズのポテト。44本でした
最後にLサイズ。全部で44本。うち11cm以上は5本で、4cm未満は12本、4cm~11cm未満は27本。つまり有効ポテトは32本(有効ポテト率72%)でした。これもマックのLの有効ポテト率69%よりは高いですね。太くてしっかりしているモスのポテトは、太いだけでなく長いポテトもしっかり入っていることがわかりました。
まとめ
有効ポテト率はやはりマックよりモスのほうが高い
本数を数えた結果が、こちらの表です。
・S(240円)を買って1人で食べると、18本中有効ポテトが15本も食べられる。
・M(300円)を買って2人でシェアすると、1人当たりの価格は安くなるが(割り勘150円)、有効ポテトは11本しか食べられなくなる。
・L(360円)を買って2人でシェアすると、1人当たりの価格が安くなり(割り勘で180円)、なおかつ有効ポテトはSサイズよりも1本多い16本が食べられる。
つまり、2人でモスバーガーのポテトを買うなら、Sサイズを2つ買うより、Lサイズを1つ買ってシェアするほうがオトクということです。
そしてモスバーガーのポテトはSもMもLも、ただ太いだけでなく長いポテトも高い割合で入っていることも再確認できました。その一方で、短い切れ端のような“ハギレポテト”が意外と紛れ込んでいることも判明。
やはり、フライドポテトは重量(カサ)だけでは計り知れないものがあります。こうして数えながら食べてみると、いろいろ発見があって面白いですよ。
(撮影・文◎土原亜子)