激安通販サイト『SHEIN(シーイン)』のキッチングッズは優秀なのか? 試してみた!
『SHEIN(シーイン)』で購入したキッチングッズたち | 食楽web
●いま話題のプチプラ通販サイト『SHEIN(シーイン)』は、洋服や雑貨だけでなく、実はキッチングッズも豊富。実際に買ってよかった(悪かった)商品をご紹介します。
『SHEIN(シーイン)』といえば、今、Z世代を中心に大人気のプチプラ通販サイト。最近、日本のメディアでもよく取り上げられるようになりました。サイトを覗いてみると、服や雑貨が100円~1000円台と確かに激安。しかも、商品写真がけっこうおしゃれなので、思わずポチりたくなります。
しかし、「いや、待てよ」と買い物をためらう人も多いと思います。安い商品にありがちな、届いてみると安っぽい、着にくい、使いにくい、すぐ壊れる……など、安かろう悪かろうのイメージが強く、安物買いの銭失いになりやしないかと妙に不安になるわけです。海外のサイトなので登録するのもなんとなく怖いし。
キッチン道具は主に『SHEIN(シーイン)』のトップページの下にあるカテゴリの「キッチン&ダイニング」の中にあります
筆者もしばらくはサイトを覗くだけで購入は控えていたのですが、そのブレーキが外れたきっかけは、このサイトで買い物をしまくっている知人にオススメされて1個だけ購入してみた、シーインの「おにぎりメーカー」。美しい三角型のおにぎりが6個、瞬時に作れる“時短おにぎり製造器”です。
『SHEIN(シーイン)』の「おにぎりメーカー」511円
見ての通り、三角形の穴にご飯を詰めてフタをするだけでおにぎりの大量生産が可能。家族が多い人はもちろん、一人暮らしの人にも超便利です。
例えばご飯を炊いて、お弁当などのためにそれを1個ずつおにぎりにして冷凍している人も多いと思います。しかし一個ずつおにぎりを作る作業は、意外と時間がかかります。手のひらは熱いし、ご飯もどんどん冷めていくので焦りますしね。
しかし、これでおにぎりを製造すれば一回で済むうえに、素人が手で握るよりも確実にクオリティの高いおにぎりができるのです。
焼き鮭や梅干し、おかかなど好きな具材を挟めばOK。三角形の穴には約1合分のご飯が入る
作り方は超カンタン。写真のように容器の6カ所に半分ほどご飯を詰め、その間に具をはさみ、さらに上にご飯を重ねます。そしたらフタをして、優しくプレス。ここで強く押しすぎないのがコツです。そして蓋を取り、容器を逆さまにしてお皿に出せば完成。
美しい三角型のおにぎりが瞬時にできる!ちなみに1個は、コンビニおにぎりよりやや小さいくらいの大きさです。
実に美しい三角型のおにぎりが一瞬でできるんです。ビジュアルだけではありません。かじると米と米の間の空気の入り具合も程よく、口に入れるとほろほろっとご飯がほどける、最高の食感です。自分の手で握るより優秀で、なおかつ1個511円とリーズナブル。星5段階で表すなら☆5。文句なしにオススメ商品です。
というわけでこのおにぎりメーカーを皮切りに、筆者はシーインのさまざまなグッズをポチるようになりました。というわけで、実際に使ってみたキッチングッズを、アタリ・ハズレも含めてレビューしたいと思います。
買って損なしの「SHEIN」のキッチングッズとは?
『SHEIN(シーイン)』の「マルチグリッドアルミパン」1935円
こちらのアイテムは「マルチグリッドアルミパン」(1935円)。似たようなマルチグリッドのフライパンは至るところで売っていますが、シーインのものは柄の部分が木製で明るい色味がポイント。ちなみに、IHも使えるタイプです。
宅配で届くと、本体と柄の部分が離れており、付属のネジを自分で取り付ける手間はありましたが、柄の部分の木の手触りがよく、しかも握りやすい設計になっていて、安っぽさはまったくありません。
目玉焼きとソーセージが同時に調理できます
実際の使い心地も優秀。例えば、丸い部分に卵を割り入れ、長方形の部分にソーセージを載せて加熱して、ソーセージと目玉焼きを同時に作ってみます。
ちなみに、どこにも「テフロン加工」とは書いていなかったので、試しに卵の片方には油を敷き、もう片方は油なしで焼いてみたら、見事に焦げ付きました。
できあがった目玉焼きとソーセージ。崩れてしまったのは油を敷かなかったせい
それと、作り始めて気付いたのですが、フタがないので、目玉焼きを作るのにちょっと不便です。仕方ないので、アルミホイルでフタをして調理。そして完成したのがこちら。右が油を敷かなかった目玉焼き。取り出すときに鍋肌にくっついて、崩れて見るも無惨な姿に。
調理後の「マルチグリッドアルミパン」。オイルはマストです
調理後に洗い流すとこびりつきもきれいに落ちましたが、油はマストです。評価としては、別の料理を同時に調理できるのと、フックにかけておくとキッチンでそれなりに映えるので、☆4といったところでしょうか。
「カトラリー収納ラック」
『SHEIN(シーイン)』の「カトラリーラック」1111円
続いてご紹介するのは、「カトラリー収納ラック」(1111円)です。箸やフォーク、スプーンなどのカトラリーは、洗っても、また次の食事ですぐ使うもの。キッチンに出しっぱなしでも違和感がなく、おしゃれなカトラリーラックが欲しくて購入しました。
それぞれのカトラリー立てには、水切りの穴が空いていて、下に受け皿がついている
届いてみると、サイトの写真どおりではあるのですが、全体的にプラスチッキーで、安っぽい感じが否めません。
ただし、枠の部分は金属製なので、安定感はバツグン。そして箸、スプーン類、フォーク・ナイフ類など自在に区分けできるのも◎。そのまま突っ込んでおいても、まったく問題なく自然乾燥できました。見た目はややチープながら、やはり便利なものは便利。☆3つです。
「マルチグリッド調味料ボックス」
『SHEIN(シーイン)』の「マルチグリッド調味料ボックス」(Sサイズ)960円
続いては、塩や砂糖などの調味料を収納する「マルチグリッド調味料ボックス」です。形状は1つのボックスですが、フタを開けると3種類の調味料を分けて入れられるようになっています(Lは4種類入れられます)。
ちなみにサイズは、ヨコ23cm・タテ9cm・奥行7cm。思ったより小ぶりで、キッチンに置いておいても邪魔にならない大きさです。
フタを手前に引くと、中のケース3つとも斜めになって、調味料を取り出せるようになっています。小さじ1/2程度の小さい計量スプーンが付属
難点を挙げるとすれば、全部がプラ製で、なおかつ重量感もなく、ものすごく安っぽいところ。そして最大の欠点は、ケースそれぞれにフタがないことです。開けると、上の写真のように全部ガバッと開きます。
つまり、調理中に開けるたび、すべての調味料が空気にさらされます。衛生的にもどうかと思うし、湿気も気になります。
しかも付属のスプーンが小さすぎて、非常に使いにくい。というわけで、この商品は買って後悔、☆0です。今は洗面所に置いて、綿棒やコットンなどを入れて使っています。
「スプーン付きクリアスパイスジャー」
「スプーン付きクリアスパイスジャー」592円
というわけで、再び塩や砂糖を入れる調味料入れを物色していて、目に留まったのが「スプーン付きクリアスパイスジャー」(592円)です。
まず、届いてホッとしたのは、下の部分がガラス製だったこと。フタ付きで、しかもパッキンがついているので、しっかりと閉まります。
そしてこの商品の最大の特徴は、フタがそのままスプーンになっていること。そしてこのスプーン、長さを調節可能です。
フタとスプーンが一体化していて、持ち手の部分で長さが調節できます
スプーンは小さじ1/2の小さなタイプ。大さじ量を入れるときにはやや面倒ながら、使い勝手や衛生面は◎。これは満足。☆5です。まず1個だけ買ったのですが、今は2つ買い足して砂糖、塩、片栗粉用として大活躍しています。
まとめ
こんなランチボックスもある。意外な掘り出し物が見つかるかも?(食楽web)
というわけで、『SHEIN(シーイン)』のキッチングッズをご紹介してきましたが、けっこうデザイン性の高い雑貨などもたくさんあるので、サイトを観ているだけでも楽しめます。ちなみに、注文して届くまでは1週間前後。みなさんもオススメ商品があったらぜひ教えてください。
(撮影・文◎土原亜子)