昨年は2着に好走したユーキャンスマイル(撮影:下野雄規)

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 古豪ユーキャンスマイル(牡8、栗東・友道康夫厩舎)が、新潟記念(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞4勝目を狙う。

 ユーキャンスマイルは父キングカメハメハ、母ムードインディゴ、母の父ダンスインザダークの血統。3歳時から中長距離路線を歩み、GIでも繰り返し好勝負を演じてきた。重賞は19年のダイヤモンドSと新潟記念、20年の阪神大賞典の3勝。新潟記念は過去2回参戦して、19年が1着、昨年が9番人気の低評価を覆しての2着だから、相性は抜群だ。確かに3年以上も勝利から遠ざかっているが、前走の目黒記念は0秒5差の7着。衰えがないとは言わないが、少なくともGIIIなら勝ち負けできる力はある。

 86年以降の新潟記念に限れば、8歳以上の勝利はなし。それどころか延べ23頭で馬券圏内すら一度もないが、ユーキャンスマイルがレース史に新たな1ページを刻めるか。大ベテランの走りに注目したい。