ラツィオ鎌田がセリエAデビュー! レッチェに敗戦も“サッリボール”への適応を見せる
セリエA第1節が20日に行われ、レッチェとラツィオが対戦した。
昨シーズンは昇格組ながら組織的な守備を展開し、見事残留を勝ち取ったレッチェ。一方、昨季はセリエAを2位でフィニッシュし、3年ぶりにチャンピオンズリーグ(CL)への挑戦権を獲得したラツィオ。充実した2022−23シーズンから、さらなる飛躍を目指す両チームが開幕戦で激突した。今夏の移籍市場でフランクフルトからラツィオに加入した日本代表MF鎌田大地は、スターティングメンバーとして名を連ねている。長らくチームの中心選手であったセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチがアル・ヒラルに旅立ち、後釜として注目が集まる鎌田は、13日に行われたラティーナ(3部)とのプレシーズンマッチで1ゴールを記録。リーグ開幕戦での活躍に期待がかかる。
試合は開始直後にレッチェがチャンスを作る。11分に左サイドからの大きなサイドチェンジをポントゥス・アルムクヴィストが頭で折り返すと、ペナルティエリア内で受けたハムザ・ラフィアからガブリエウ・ストレフェッツァへと細かく繋ぎ、抑えの効いた鋭いシュートを放つが、わずかにゴール左へ外れてしまう。
対するラツィオも徐々にボールを支配し始めると、26分にスコアが動く。ディフェンスラインからビルドアップを開始すると、センターバックの左に入ったアレッシオ・ロマニョーリがドリブルで持ち運び、ハーフライン付近からスルーパスを供給。反応したルイス・アルベルトが相手を引きつけながらゴール前に折り返し、フリーで走り込んだチーロ・インモービレが冷静に流し込んでラツィオが先制に成功した。
ポゼッションでレッチェを翻弄するラツィオは、44分にも自陣から華麗なパスワークでボールを前進させると、前線から降りてきたインモービレがペナルティエリア内にスルーパスを送る。右サイドバックながらボックス内に駆け上がってきたマヌエル・ラッザリが右足を振り抜いたものの、GKヴラディミーロ・ファルコーネに防がれ、追加点とは至らない。
後半は、前線から激しいハイプレスを仕掛けるレッチェが試合を優勢に進めていく。強度の高いゲームのなか、コンディションが万全ではない鎌田は55分にピッチを去ったものの、“サッリボール”とも呼ばれるマウリツィオ・サッリ監督の攻撃なスタイルに適応を見せた。
押し込まれる時間が続いていたラツィオだったが、82分に細かいテンポでパスを繋ぎながらバイタルエリアに侵入していくと、途中出場のペドロがゴール前で時間を作りながらパス。ボールを受けたインモービレが決定機を迎えるが、ファルコーネがビッグセーブでチームを救う。
すると85分、左サイドからのクロスをゴール正面で受けたアルムクヴィストが、トラップからインステップでボレーシュートを放ち、貴重な同点弾を獲得した。止まらないレッチェは直後の87分に劇的な逆転弾を奪取する。再び左サイドからクロスが送られると、ゴール手前で両チームの選手が密集する混戦状態に。こぼれたボールに反応したフェデリコ・ディ・フランチェスコの放ったシュートは、相手ディフェンダーの股を抜けてゴールネットを揺らした。
試合はそのまま終了し、レッチェが2−1で勝利。シーズン開幕戦で勝ち点「3」を獲得して快調な船出となった。ラツィオは厳しい黒星スタートとなっている。次節、レッチェは27日にアウェイでフィオレンティーナと、ラツィオも27日にホームでジェノアと対戦する。
【スコア】
レッチェ 2−1 ラツィオ
【得点者】
0−1 26分 チーロ・インモービレ(ラツィオ)
1−1 85分 ポントゥス・アルムクヴィスト(レッチェ)
2−1 87分 フェデリコ・ディ・フランチェスコ(レッチェ)
昨シーズンは昇格組ながら組織的な守備を展開し、見事残留を勝ち取ったレッチェ。一方、昨季はセリエAを2位でフィニッシュし、3年ぶりにチャンピオンズリーグ(CL)への挑戦権を獲得したラツィオ。充実した2022−23シーズンから、さらなる飛躍を目指す両チームが開幕戦で激突した。今夏の移籍市場でフランクフルトからラツィオに加入した日本代表MF鎌田大地は、スターティングメンバーとして名を連ねている。長らくチームの中心選手であったセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチがアル・ヒラルに旅立ち、後釜として注目が集まる鎌田は、13日に行われたラティーナ(3部)とのプレシーズンマッチで1ゴールを記録。リーグ開幕戦での活躍に期待がかかる。
対するラツィオも徐々にボールを支配し始めると、26分にスコアが動く。ディフェンスラインからビルドアップを開始すると、センターバックの左に入ったアレッシオ・ロマニョーリがドリブルで持ち運び、ハーフライン付近からスルーパスを供給。反応したルイス・アルベルトが相手を引きつけながらゴール前に折り返し、フリーで走り込んだチーロ・インモービレが冷静に流し込んでラツィオが先制に成功した。
ポゼッションでレッチェを翻弄するラツィオは、44分にも自陣から華麗なパスワークでボールを前進させると、前線から降りてきたインモービレがペナルティエリア内にスルーパスを送る。右サイドバックながらボックス内に駆け上がってきたマヌエル・ラッザリが右足を振り抜いたものの、GKヴラディミーロ・ファルコーネに防がれ、追加点とは至らない。
後半は、前線から激しいハイプレスを仕掛けるレッチェが試合を優勢に進めていく。強度の高いゲームのなか、コンディションが万全ではない鎌田は55分にピッチを去ったものの、“サッリボール”とも呼ばれるマウリツィオ・サッリ監督の攻撃なスタイルに適応を見せた。
押し込まれる時間が続いていたラツィオだったが、82分に細かいテンポでパスを繋ぎながらバイタルエリアに侵入していくと、途中出場のペドロがゴール前で時間を作りながらパス。ボールを受けたインモービレが決定機を迎えるが、ファルコーネがビッグセーブでチームを救う。
すると85分、左サイドからのクロスをゴール正面で受けたアルムクヴィストが、トラップからインステップでボレーシュートを放ち、貴重な同点弾を獲得した。止まらないレッチェは直後の87分に劇的な逆転弾を奪取する。再び左サイドからクロスが送られると、ゴール手前で両チームの選手が密集する混戦状態に。こぼれたボールに反応したフェデリコ・ディ・フランチェスコの放ったシュートは、相手ディフェンダーの股を抜けてゴールネットを揺らした。
試合はそのまま終了し、レッチェが2−1で勝利。シーズン開幕戦で勝ち点「3」を獲得して快調な船出となった。ラツィオは厳しい黒星スタートとなっている。次節、レッチェは27日にアウェイでフィオレンティーナと、ラツィオも27日にホームでジェノアと対戦する。
【スコア】
レッチェ 2−1 ラツィオ
【得点者】
0−1 26分 チーロ・インモービレ(ラツィオ)
1−1 85分 ポントゥス・アルムクヴィスト(レッチェ)
2−1 87分 フェデリコ・ディ・フランチェスコ(レッチェ)