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●すっかり夏の風物詩となったふわふわ系かき氷。今の時期しか食べられない「まるで宝石のよう!」と話題の高級かき氷を食べてきた。

 せんべろで有名な立石にこの夏、かき氷専門店『天使の初恋』がオープンしました。立石どころか、葛飾区で初のかき氷専門店ということで今、話題の店です。また、飲み屋以外のおしゃれな店が出来たと注目する地元民も多くいます。

 店は、兵庫の有名店『さくらもみじ宝塚』の代表がプロデュースしてるのだとか。カフェやスイーツショップが少ない立石に出来た、夏の暑さをしのげるかき氷屋に早速行ってきました。

『イタリア食堂リプレイス』の跡地に開店

 京成立石駅を出て、仲見世を通り過ぎて線路沿いを進んだ後、亀有新道へ入ったすぐの場所に『天使の初恋』はあります。カウンター席に、2人掛けのテーブルが3卓のこじんまりとした居心地のいい店です。

値段は1400円~2000円弱ほど

 筆者が訪れた時のメニューは、「極・まっ茶こおり」「いちごみるくこおり」「常夏マンゴーこおり」「白くまみぞれ」と、期間限定の「宝石シャインマスカットこおり」の5種類のかき氷がありました。1番人気は「極・まっ茶こおり」。しかし、ここは今しか食べられない期間限定の「宝石シャインマスカットこおり」をチョイスしました。

最後まであっという間に食べきれる絶品「宝石シャインマスカットこおり」を実食

1900円(税込)

 氷を削る機械の音を聞きながら待っていると、かき氷が運ばれてきました。半分にカットされたシャインマスカットの粒がまるで“宝石”のようです。シャインマスカットの透明感と光を反射する輝きが綺麗ですね。

 トップには、近年のかき氷のトレンドといわれている、泡のようになめらかなエスプーマホイップがのります。氷とエスプーマホイップの白にフランボワーズソースの赤、シャインマスカットの緑と、色の対比が印象的。食べるのがもったいなくなりますが、溶ける前にいただきます。

 エスプーマがふわっととろけ、シャインマスカットはプリっとジューシー。そこに、フランボワーズソースの酸味が加わり、表面にかかった自家製のミルクシロップはほんのり甘い。全ての相性が抜群です。やわらかな氷は、口の中でスーッと溶けていきました。

 氷は、老舗の製氷店である小野田の超純氷を使用していて品質も安心。また、色鮮やかなシャインマスカットは山梨県産を使用しており、甘さとほのかな酸味がありとてもフルーティです。全体的に程よい優しい甘さで、シャクシャク食べ進められます。木製のスプーンは、口に入れた時の冷たさが半減されて食べやすいので地味に嬉しい。

 食べ進めていくと、氷の中にサプライズが隠されていました。

 中から真っ赤なカシスソースが出現。果肉も入っていて、ベリーの酸味でさらにさっぱりとしたかき氷になりました。お店の人に話を伺うと、カシスピューレに手を加えて作っているそう。他のソースも全て自家製です。

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 フランボワーズソースのかかったエスプーマホイップとカシス氷を合わせて食べれば、ベリーのかき氷として楽しめます。シャインマスカット、エスプーマホイップ、ミルクソース、カシスソースのかかっている部分、それぞれの組み合わせを口の中で堪能しているうちにあっという間に食べきりました。お腹もいっぱいになる至福の1杯です。

立石で豪華なかき氷が食べられることに感動

 古き良き昭和の面影を残す街に、おしゃれで新しい流れがやって来ました。立石グルメに加わったかき氷専門店という選択肢は、カフェやスイーツショップが少ない地元民の憩いの場となることでしょう。“かきごーらー”も満足すること間違いなしの、綺麗な宝物のようなかき氷を、ぜひご賞味あれ。

(撮影・文◎乃々)

●SHOP INFO

店名:天使の初恋

住:東京都葛飾区立石1-19-16
営:火~金曜11:00~17:00、11:00~18:30(L.O30分前、材料が無くなり次第終了)
休:月曜