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NGT48が8月5日(土)、新潟県民会館 大ホールにて「NGT48 サマーコンサート 2023」が開催した。本公演では、2020年1月のコンサート以来、約3年半ぶりの声出し応援を実施。8月2日(水)に発売された8月末でグループを卒業する中井りかがセンターを務める『あのさ、いや別に…』の初パフォーマンスや3期研究生の北村優羽・水津菜月・杉本萌の3名の昇格が発表され、今のNGT48の姿を示した大充実のコンサートとなった。

【写真】新曲初パフォーマンスも、NGT48サマーコンサート【19点】

1曲⽬を飾ったのは、NGT48のアンコールでは定番の『Maxとき315号』。「始まりました︕NGT48サマーコンサート。今年の夏も暑いけど、今⽇が⼀番熱く最⾼に盛り上がっていきましょー︕」とセンターを務めた2期⽣の⼩越春花の掛け声で幕を開けた。

2曲⽬の『みどりと森の運動公園』では、この8⽉いっぱいでNGT48を卒業する中井りかが「上の⽅まで⾒えてますよ︕」と客席に声をかけ、客席もそれに応えるように歓声でいっぱいになった。続いて、普段NGT48劇場公演では10⼈でパフォーマンスをしている『誇りの丘』を3期も含めた23⼈で披露。

MCでは、「NGT48サマーコンサート2023始まりましたー! 最初の3曲から⼤きなコールをたくさんありがとうございます」とキャプテンの藤崎未夢がコンサートで久しぶりに聞くコールに感謝を伝えた。⼩越は「めっちゃ緊張しています。後輩もいるのでへっぴりにならないように、⼒強い姿を⾒せられるように頑張ります」とコメント。

今回NGT48では初のカメコ席が設置され、カメラの準備が終えるのをメンバーが待つ場⾯も。続いてのブロックでは、中井を除く22⼈が11⼈ずつに分かれパフォーマンスを行った。

前半グループは夏らしい⻩⾊い⾐装を着て登場。1期⽣の本間⽇陽がセンターで『ナニカガイル』を、そして⼤きなバルーンが客席を跳び回る中ドラフト3期⽣の藤崎未夢と2期⽣の⼤塚七海のダブルセンターで『softserve』をパフォーマンス。続いて、中井も含む23名で、3期⽣の初めてのオリジナル楽曲である『キスをちょうだい』を披露。そして、メンバーの⼈気も⾼い楽曲『⾃然渋滞』では、NGT48の団結⼒で圧巻のパフォーマンスをみせた。

後半は、加⼊して1年が経った3期⽣の⽔津菜⽉がセンターで『世界はどこまで⻘空なのか︖』を笑顔いっぱいで披露。続いて『ポンコツな君が好きだ』では、センターを務めた3期⽣の北村優⽻が「新潟県⺠会館が⼀番暑い夏にしましょう」と初めての煽りを⾏った。

続いて、ユニットコーナーの1曲⽬は、3期⽣の⽊本優菜、杉本萌、⻑⾕朱桃の3⼈が『純情よろしく』を元気いっぱいにパフォーマンス。今年、AKB48 グループ歌唱⼒ No.1決定戦ユニット戦で優勝した清司麗菜、三村妃乃、新井りりのの3⼈は『蒸発した⽔分』を48グループ No.1らしく息のあったハーモニーで会場を魅了。

続いては、⿊と⾚の⾐装を着⽤したドラフト3期⽣佐藤海⾥に対し、同期の藤崎未夢は⽩の⾐装を纏いドラフト3期⽣のオリジナル楽曲『どうしようもないこと』を披露。昨年夏のツアー初⽇は同じこの会場でドラフト3期⽣4名でパフォーマンス、秋の千秋楽では3名、そして、今回は2名になった…と会場の笑いもとりながらも、卒業⽣を⾒送りながら毎回新しい魅⼒で会場を魅了した。

次の『嫌いなのかもしれない』では、はるか村ゲートが登場。⼩越春花のはるか村⼊村の誘惑に負けた3期⽣が次々とゲートをくぐる中、最年少の鈴⽊凛々花(中学3年⽣)は⼊村せず、そのままパフォーマンスを続ける場⾯も。その後は、中井センターでパステルの⾐装で『ドロンジェラシー』を披露。最後は、ひとつ前の曲とは正反対の⼤⼈っぽい⿊い⾐装で1期⽣の⻄潟茉莉奈と本間⽇陽が『Whatcha gonna do』を披露した。

続く、夏コーナーでは、推しカラーのカラフルな⾐装で全メンバーが登場。AKB48の夏ソング『Everyday、カチューシャ』『ポニーテールとシュシュ』『真夏のsounds good』を連続で披露。ステージが暗転し、メンバーが腕につけた光るブレスレットでの演出や2期⽣の⼤塚七海がカメラを持ってメンバーを撮影するという演出でコーナーを盛り上げた。最後は、NGT48の夏ソング『シャーベットピンク』でこのコーナーを締めた。

その後のMCでは、⻄潟が「やっと夏が来たって感じ」話すと、中井が「姉さんだけ夏来るの遅いよ︕」とのツッコミに会場では笑いも起きる場⾯も。

そして、新曲コーナーに突⼊。8⽉2⽇に発売された新曲『あのさ、いや別に…』に収録されているカップリング楽曲を順番に披露。まず1曲⽬はカップリングの『僕はもう少年ではなくなった』を⼩越春花センターで披露。この楽曲は花⽕をイメージした楽曲となっている。その後、新潟県内に実際にある地名が⼊っている『⾓⽥浜にて』を3期⽣の5名が初パフォーマンス。

そして、他の2曲とは異なりアップテンポなライブで盛り上がること間違いなしの『命を懸けろ︕』を⻄潟がセンターで初パフォーマンスし、会場の盛り上がりは最⾼潮に。その勢いに乗って、表題曲『あのさ、いや別に…』をMVでも着⽤している⽩い⾐装で初披露した。

⼩越が「ここでキャプテンのみゆみゆからある発表があるそうで…」と藤崎に話をふると、藤崎が突然ですが、私から3期⽣の昇格発表をさせていただこうと思います」と話し始めた。会場が藤崎に注⽬する中、藤崎は丁寧に「1⼈め北村優⽻、2⼈め⽔津菜⽉、3⼈め杉本萌、以上の3名となります」と続けて伝え、会場から⼤きな拍⼿が起こった。3⼈は驚きと喜びで涙を流した。そんな3名の背中⾒つめていた中井からも涙が。「よかったね〜」「NGT48を引っ張ってね」とエールを送った。

本編最後は昨年12月に発売した『渡り鳥たちに空は見えない』で締めた。

アンコールが開けると、『踵を鳴らせ!』で大塚や昇格が決定したばかりの北村らが客席のそばに行き客席のテンションをさらにあげた。続いて『絶望の後で』『心に太陽』を披露。本間日陽が「昇格発表があったり、りかちゃんの卒業コンサートがあったり、NGT48の歴史のある夏の1ページになる予感がしています。このNGT48をこれからもずっと熱く応援してくださると嬉しいです」と本間が語った。

本来このままアンコールラストの曲にいくはずが、「最後の曲と行きたいところなんですが…皆さん何か忘れてませんか?」と藤崎が問い始める。続けて「今日はドラフト3期生の佐藤海里ちゃんの誕生日です!」とサプライズで佐藤の誕生日を祝った。嬉し涙を流す佐藤は「大好きなメンバーやスタッフさんの目の前で!あっスタッフさんじゃないや!大好きなファンの皆さんの前でお祝いしていただけて」と佐藤らしい天然コメントも。23歳の抱負では「4期生も加入して2つ先輩に、お局として引っ張っていけるように頑張ります」と決意を伝えた。

そして、23歳の抱負を聞かれた佐藤は「23歳は色々なことに挑戦しようと思いまして、みんなが想像つかないことを準備しています。」と意の味深発言を。さらに「みんなが腰を抜かすようなことなので」と言った途端に、佐藤以外にのメンバーが腰を抜かしステージに倒れ込むという団体芸もNGT48らしいアンコールとなった。

アンコールラストは、小越春花センターで『Awesome』を披露し幕を閉じた。

▼昇格メンバーコメント
・北村優羽
このコンサートで発表されると思っていなかったので、本当にびっくりしています。「昇格発表があります」と言われた瞬間、自分が昇格できるか不安でした。今まで頑張ってきましたし、昇格したいと強く思っていたので、とても嬉しいです。

・水津菜月
これから私もNGT48の一員として先輩方についていけるような、いや!NGT48を引っ張っていけるような存在になりたいと思っているのでこれからも応援をよろしくお願いします。

・杉本萌
正直少し驚きが大きかったのですが、感謝の気持ちでいっぱいです。先輩方に追いついていけるよう、そしてNGT48にとって欠かせないメンバーの1人になれるように、自覚と責任をもって精一杯頑張ります。

▼セットリスト
0 overture
1 Maxとき315 号
2 みどりと森の運動公園
3 誇りの丘
4 ナニカガイル
5 soft serve
6 キスをちょうだい
7 ⾃然渋滞
8 世界はどこまで⻘空なのか︖
9 ポンコツな君が好きだ
10 純情よろしく
11 どうしようもないこと
12 蒸発した⽔分
13 嫌いなのかもしれない
14 ドローンジェラシー
15 Whatcha gonna do
16 Everyday、カチューシャ
17 ポニーテールとシュシュ
18 真夏の sounds good
19 シャーベットピンク
20 僕はもう少年ではなくなった
21 ⾓⽥浜にて
22 命を懸けろ︕
23 あのさ、いや別に… 
24 渡り⿃たちに空は⾒えない
EN1 踵を鳴らせ︕
EN2 絶望の後で
EN3 ⼼に太陽
EN4 Awesome

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