20歳から60歳未満であればすべての人が加入する、国民年金。自営業者や学生などの第1号被保険者は自分で納付する必要があります。金融機関やコンビニエンスストアに足を運び、その都度支払っている人も多いでしょう。もし、うっかり支払いを忘れてしまった場合、どのように対応すればよいのでしょうか。

国民年金保険料を支払えるのは納付期限から2年以内!

もし、国民年金保険料を払い忘れていたことに気づいたら、できるだけ早く支払いを行いましょう。納付期限から2年以上が経過してしまうと支払いができなくなり、その分だけ将来受け取る年金の金額が下がってしまいます。ただし、国民年金保険料の免除制度や、納付猶予制度、学生納付特例制度の申請をしている人に関しては、2年で時効となるルールが適用されません。未納の国民年金保険料は10年前まで遡って追納することが可能です。

「いつから支払っていないのか思い出せない」「納付期限を覚えていない」という人は、年金記録の確認や年金見込額の試算ができる「ねんきんネット」、もしくは毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」などを見て確認します。
国民年金保険料の支払いをしないまま放置していると、保険料の滞納に対する督促状が届くこともあります。そうなる前に、自ら支払いを済ませましょう。

国民年金の保険料支払いは、金融機関の口座から自動引き落としにすることも可能です。うっかりと払い忘れてしまうリスク回避のために、金融機関やコンビニエンスストアで支払っている人は、口座振替を検討してみてはいかがでしょうか。