世界中で親しまれる小型コンピューター「Raspberry Pi」の工場見学ムービーが公開、Raspberry Piの製造過程が明らかに
シングルボードコンピューター「Raspberry Pi」は、安価なコンピューターを求めるユーザーやDIY愛好家などから大きな支持を集めています。そんなRaspberry Piの製造工場を訪れた記録をRaspberry Pi公式YouTubeチャンネルが公開しています。
Tour the Raspberry Pi factory in Wales, UK - YouTube
Raspberry Piが製造されているウェールズのソニーUKテクノロジーセンターに到着。
倉庫にはRaspberry Piの部品が所狭しと並んでいます。
大量の基板。
これらの部品はまず、「ピックアンドプレースマシン」と呼ばれる機械に運ばれます。
運ばれた基板は人間の目で異常がないかチェックが行われます。
USBジャックやイーサネットジャックが搭載されるモデルの場合、ロボットが部品の仮設置を行います。
さらに自動ではんだ付けが行われます。
加熱されるRaspberry Pi。
これらのロボットの制御にもRaspberry Piが用いられています。
組み立てられたボードは、1個ずつに分割される前に人間による目視チェックが入ります。
その後、各Raspberry Piは起動テストが行われます。
チェックやテストを通過したRaspberry Piは、ロボットの手で個別に梱包(こんぽう)されます。
ベルトコンベアで流されるRaspberry Piのパッケージ。
15個ずつロボットが箱詰めを行います。
箱詰めが終わったRaspberry Piはその後、世界中の顧客や委託業者の元へ出荷されます。
なお、工場で働く従業員が着用する水色の服は、帯電防止用の作業着だそうです。