プロが唸る“B’zの名曲”を発表!実はツインボーカル、発明的な大ヒット曲「ギターが歌っている!」

写真拡大 (全4枚)

今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく『関ジャム 完全燃SHOW』。

7月30日(日)の同番組では、「プロが唸る!B’zのスゴさが分かる一曲」を特集した。

今年35周年を迎える国民的バンド・B’z。

1988年にデビューし、2023年7月には「オリコン週間シングルランキング」でシングル50作連続・初登場1位を獲得。CD総売上枚数は歴代1位の8,338万枚(7月16日時点、オリコン調べ)と、輝かしい記録を誇っている。

今回はスタジオに、ヨコタシンノスケ(キュウソネコカミ)、ホリエアツシ(ストレイテナー)と菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)が登場。B’zの名曲の数々を徹底解説した。

菅原が「実はツインボーカルの名曲」と絶賛するのが、2001年に発売された大ヒット曲『ultra soul』。

「松本(孝弘)さんがこんなにメロディーを弾いている曲は無い」と菅原。サビの歌メロ「夢じゃない」の一音目と、イントロのギターソロの一音目がオクターブ違いで同じ音だと話すと、その発明的な仕掛けに関ジャニ∞の横山裕も「ギターが歌っている!」と驚く。

その後も「サビのメロディーをなぞるようにギターのメロディーが続いていく」といい、ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘が「歌をつなぎながら進んでいく」のがこの曲の特徴だとか。

また、菅原はその歌詞にも注目。

「(サビ最後の)“ウルトラソウル”におまけでついている『ハイ!』も、(その前のメロディーが)低いラからトップのラまでちょっとずつ階段を上るようになっている。このあとは『ハイ!』と言うしかない」(菅原)と熱弁する。

一方、「ウルトラソウル」というワードについて作詞した稲葉は、過去のインタビューで“ウルトラ”はもともと別の言葉だったと語っている。

「アイアンとか書いていたと思います。鋼鉄のソウル(笑)」(稲葉)

さらに、“ウルトラ”に変更した理由については「僕らはウルトラマン世代ですけれど、当時はウルトラという言葉が非常に新鮮な響きに感じたんです。みんな使っていないけど、みんなが知っている言葉じゃないですか。すごくキャッチーな感じがしました」とコメント。

そんな制作秘話に、関ジャニ∞の村上信五は「言葉の掛け算ですね」と感心していた。