セレクションセールが行われた北海道市場(撮影:田中哲実)

写真拡大

 サラブレッド1歳市場の「セレクションセール2023」は25日と26日の両日、北海道・新ひだか町の北海道市場で開催された。プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手は、2日間で3頭(税別合計9200万円)を購買。税込の合計額は1億120万円となった。

 1日目には上場番号58番・サラシーの2022を2600万円で落札。同馬は父アルアイン、母サラシー、母の父Teofiloという血統で、半姉のアグラシアドは、今年初勝利を挙げたのち、スイートピーSで3着に入った実績を持つ。また近親にはG1・10勝のフランケルがいる。

 2日目は2頭の落札に成功。上場番号189番・ギャラクシーハニーの2022を2900万円で落札した。同馬は父ルーラーシップ、母ギャラクシーハニー、母の父スクリーンヒーローという血統。伯父に19年ステイヤーズS覇者モンドインテロ、18年中山金杯など重賞2勝のセダブリランテスがいる。4代母はPacific Princessで一族にはキズナやナリタブライアンなど名馬を多数輩出した。

 また上場番号222番・モンローラインの2022(牡、サトノクラウン)を3700万円で落札。同馬は父サトノクラウン、母モンローライン、母の父ダンスインザダークという血統。伯父に03年のジャパンダートダービー覇者ビッグウルフがいる。父サトノクラウンは初年度産駒からダービー馬タスティエーラが誕生。本馬のもつNorthern Dancerの5×5のクロスはタスティエーラと共通。

 購買馬のデビューは早ければ来年夏ごろ。球界でのプレーはもちろん、馬主としても多くの人々を沸かせてくれることを期待したい。