大阪・関西万博で運航! 次世代の乗り物「水素燃料電池船」ってどんなの?
2025年、大阪・関西万博で水素を使って動く「水素燃料電池の船」が、旅客船としては国内で初めて運行されることになりました。この船は燃料の水素と空気中の酸素から電気を生み出して動くもので、運航時に二酸化炭素を排出しない“次世代の乗り物”です。7月21日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)では、この「水素燃料電池船」について、つボイノリオ、小高直子アナウンサー、宮部和裕アナウンサーが語りました。
移動するパビリオン
この水素燃料電池船は、全長30m、定員は150人。産業用ガス大手の「岩谷産業」が開発を担当しました。
大阪市の中心部から、万博会場となる大阪湾の人工の島「夢洲(ゆめしま)」までのおよそ11キロを40分ほどで結ぶ想定です。
岩谷産業の牧野明次会長は「水素船を“移動するパビリオン”と位置づけ、水素の魅力を世界に発信したい」と意気込んでいます。
万博ファンだというつボイ。「この船は乗ってみたいな」とかなり気になっている様子です。
船で鍋ができる「鍋船」が運航?
この水素船は、夢洲、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)、天保山の間を結ぶルートを想定していて、万博後も観光向けに運行を続ける予定とのことです。
つボイ「いま言ったところ、楽しいところばっかりです。万博も行ける、USJも行ける。天保山は水族館のあるところです」
天保山には、世界最大級の水族館「海遊館」があります。
小高「万博のあとでもいいです。慣れてきたら、この水素を使って動く船の中で、岩谷のガスコンロを使った鍋ができる電車みたいな“鍋船”(笑)」
つボイ「奇しくもね『ガスコンロを使って』と言いましたけども。今回、各パビリオンとかいろんなものをやると『電力が大変よ』というような話もあるんですよ」
そこで電力をプロパンやガスに切り替える計画変更も出ているそうです。
ディズニー超えの来場者?
つボイがもうひとつ気になっているのは、万博が「3,000万人の来場者を見込んでいる」という点。
つボイ「3,000万人ってね、ディズニーランドの人数なんですよ。しかも年間ですよ。これ年間やってますか?」
宮部「やってませんね…」
つボイ「半年で3,000万人という、この計画の立て方。これ大丈夫か?いうことなんですよね」
「万博に期待をしている」と言うつボイですが、海外パビリオンの建設準備が遅れている問題などもあり「あかんことばっかりです」と、今は不安の方が膨らんでしまっているようです。
切実な願い「行かしてくれよ、私を」
小高「いろんなニュースなんか見てると不安要素が結構出てきて。大きいイベントの前には、そういった不安要素がニュースになるのは常で。『愛・地球博』も結果的に成功しましたけど、その前にはいろんな不安のニュースっていうのも出てましたんで」
とはいえ、そこを差っ引いても今回は「不安要素が多すぎて心配」ということのようです。
つボイ「行かしてくれよ、私を」
宮部「(笑)そういうことですか」
つボイ「70年行けんかったもんやから」
宮部「まず水素船行きましょう」
つボイ「行きたいですよね」
期待と不安が入り混じる大阪・関西万博。なんとか開催にこぎつけて、つボイを行かせてあげてほしいものです。
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
2023年07月21日09時05分〜抜粋(Radikoタイムフリー)