17年のジャパンCを制したシュヴァルグラン(撮影:下野雄規)

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 24日、船橋競馬の3R・リアトリスデビュー(2歳新馬・ダ1000m)で、實川純一騎手騎乗の4番人気タケデンプリンセス(牝2、船橋・佐々木清明厩舎)が1着。これにより、同馬の父シュヴァルグランは産駒の初勝利となった。

 シュヴァルグランは父ハーツクライ、母ハルーワスウィート、母の父Machiavellianという血統。ヴィクトリアM連覇のヴィルシーナ、秋華賞とドバイターフを制したヴィブロスがきょうだいにいる。

 14年9月に阪神競馬場の2歳新馬戦でデビューし、同年10月に京都競馬場で行われた2歳未勝利戦で初白星を飾る。3歳秋に入ると本格化し、一気の3連勝でOP入り。16年の阪神大賞典で初の重賞タイトルを獲得した。

 なかなかGIタイトルには縁がなかったが、7度目のGI挑戦となった17年のジャパンCで初戴冠。中長距離で無類の強さを誇ったキタサンブラック、同年のダービー馬レイデオロを破る大金星だった。その後7歳まで現役を続け、19年の有馬記念を最後に引退。現在はブリーダーズSSで種牡馬生活を送り、スワーヴリチャードやジャスタウェイらと、ハーツクライの後継種牡馬の座を争っている。