ミカンや活ホタテ  日本産の複数食品が不合格  残留農薬の違反などで/台湾

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(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は27日、日本から輸入したミカンや活ホタテなど複数の食品が残留農薬などの規定違反により水際検査で不合格になったと発表した。いずれも積み戻しまたは廃棄処分される。

不合格になったのはミカン60キロと活ホタテ70キロ、棒ジュース2商品それぞれ約265キロ。ミカンからは基準値を超えるシアントラニリプロール、活ホタテからは基準値を超えるカドミウム、棒ジュースからは使用が許可されていないパラベンが検出された。

同署の林金富副署長は中央社の取材に、日本産ミカンは過去に不合格となる事例が多かったため、ロットごとの検査を行うと語った。

この日発表された不合格品は、タイから輸入されたマンゴスチンや米国から輸入されたアメリカンチェリーなど合わせて20件あった。

(沈佩瑤/編集:齊藤啓介)