7インチ液晶とコントローラーが合体して持ち運び可能なゲーミングPC「ROG Ally」の持ち心地をNintendo Switchと比べてみた
PCメーカーのASUS(エイスース)が、コントローラーと7インチ液晶ディスプレイがセットになった携帯型ゲーミングPC「ROG Ally(アールオージー エイライ)」を2023年6月14日にリリースします。そこで、同じくコントローラーと液晶ディスプレイをセットにした携帯型ゲーム機であるNintendo Switchと比べながら、その持ちやすさや重さをチェックしてみました。
https://jp.store.asus.com/store/asusjp/html/pbPage.rog_ally2023/
ROG Allyの外見やスペックまとめは以下の記事を見るとわかります。
Windows 11&AMD Ryzen Z1搭載でいつでもどこでもPCゲームが遊べるASUSの携帯型ゲーミングPC「ROG Ally」フォトレビュー - GIGAZINE
上がROG Allyで、下がNintendo Switch(液晶版)です。ROG Allyの液晶は7インチで、Nintendo Switchは6.2インチで、ROG Allyの方が一回り画面が大きくなっています。
厚さはROG Ally(右)がNintendo Switch(左)のおよそ2倍。ただし、ROG Allyはコントローラー部分がグリップになるように盛り上がった形状をしているのが特徴。
Nintendo Switchの重さは実測で397g。
ROG Allyは612gで、Nintendo Switchの約1.5倍。
実際にROG Allyを持ってみると重心が偏っているということはなく、そこまで重くないという印象。ただし、「ベッドに仰向けになって、ROG Allyを上に構えてプレイする」ことを想定すると、Nintendo Switchよりは腕が疲れやすいかも。
Nintendo Switchの純正Joy-Conにはグリップ部分がなく、携帯モードでプレイするとやや持ちにくいところがあります。
一方で、ROG Allyはグリップ部分があり、さらに表面に彫られている細かい溝がすべり止めになるので、「コントローラーをがっちりとホールドしている感覚」がしっかりあります。
コントローラー部分でNintendo Switchと大きく違うのは、左右のアナログスティックの位置。Joy-Conだとアナログスティックの上下位置のズレが大きく、特に左のアナログスティックは十字ボタンと、右のアナログスティックはABXYボタンと垂直に並んでいて、安定して両方のアナログスティックを操作するには少しコツが要ります。これは、Joy-Conを本体から外して使用できるようにするためのデザインが影響している部分です。
ROG Allyのアナログスティックの位置はこんな感じ。左右のアナログスティックから十字ボタンやABXYボタンへ親指を動かすのはかなり楽なので、操作性はNintendo Switchより高いといえます。アナログスティックはかなり柔らかい感触で、ひっかかりはなく滑らかに動きました。
なお、ROG Allyと同じ携帯型ゲーミングPCであるSteam DeckとNintendo Switchを比較した結果が以下の記事。Steam Deckの場合は左右にアナログパッドがあり、アナログスティックとボタンがほぼ水平に並んでいたのが特徴。Steam Deckと比べると、ROG Allyは一般的なゲームパッドにより近い配置になっているので、ゲームパッドを普段使っている人であればROG Allyの方が手になじむかも。重さはROG Allyの方がSteam Deckよりもやや軽く、幅はROG Allyの方が2cm短くなっています。グリップ部分もROG Allyの方が自然な盛り上がりで持ちやすく、「手で持ってプレイする」という意味ではROG Allyの方が快適だと感じました。
いつでもどこでもPCゲームが遊びまくれるモバイルゲーミングPC「Steam Deck」をNintendo Switchと比べてみた - GIGAZINE
次は実際にROG Allyをセットアップする流れを記事化する予定です。
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