主役はあさり?じゃなくて“株ねぎ”!?農家直伝「あさりの酒蒸し」作ってみた!貝出汁ジュワ~ンの旨味爆弾♡

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こんにちは!東京都八王子市・中西ファームの管理栄養士ファーマー・荒井です。中西ファームでは今まさに「株ねぎ」を栽培中!株ねぎは長ねぎの一種で、青い部分が多く、火を通すとシャキシャキ感と甘みが増すのが特徴。そんな株ねぎを丸ごと1本使った「あさりの酒蒸し」を紹介します!あさりの旨味をた~っぷり吸った株ねぎは、あさりを超える主役級のおいしさですよ♡普通の長ねぎでも簡単に作れるので、ぜひご堪能ください♪

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今が旬!中西ファームの「株ねぎ」



今回のメイン食材の株ねぎとあさりは、春と秋がおいしい時期なんです。
この2つを合体した今回の一品は、僕の中では季節を感じるレシピの1つで、収穫シーズンになると自宅でもよく作ります。
…お酒も進むんです(笑)。



違いがわかりやすいように、長ねぎと比べてみました。上が株ねぎですが、青い部分の割合が多いのが見てわかります。
「ねぎの青い部分の食感と風味が苦手」という方もいらっしゃいますが、株ねぎは不思議なことに火を通すと、エグみが消えて甘みが増すんです。食感も葉野菜っぽくシャキシャキになるので、食べやすいんですよ♪
生食だと辛味が強いので、加熱して食べるのが断然おすすめです!

ちなみに株ねぎがない場合は、長ねぎでも作れるのでご安心ください!
長ねぎを加熱すると、とろりと柔らかく、甘みが増すので好みで使い分けても良いですね。

ではさっそく作ってみましょう!

株ねぎ1本ペロリ!「あさりの酒蒸し」



材料
あさり…200g
株ねぎ(ない場合は長ねぎ)…1本
料理酒…大さじ4~5
塩…1つまみ

準備(あさりの砂抜き)



1.水500ml(分量外)に対して食塩15g(分量外)を溶かし、塩水を作る。

2.バットに1を入れ、あさりを静かに入れる。

3.上にアルミホイルやフタをかぶせて常温で1時間おく。

4.あさりを水洗いする。

作り方
1.株ねぎは斜め薄切りにする。





2.砂抜きしたあさりと料理酒、塩をフライパンに入れ火にかける。



3.料理酒が沸騰してきたらフタをして弱火で2分ほど加熱する。





4.あさりの殻が開いたら、あさりだけ取り出す。



あさりをプリッと仕上げるために、皿に取り出しておきます。



4.残った汁に1の株ねぎを入れて、フタをせずに混ぜながら加熱する。







汁が少なくなってきたらあさりの上にのせて完成!



株ねぎの鮮やかな緑が目を引きますね!
ふわ~んと漂うあさりのおいしそうな匂いに、思わず喉がゴクリ(笑)。



しんなりとした株ねぎですが、見た目とは裏腹に一口食べるとシャキシャキ!その後に来る甘みといったら…!
あさりのエキスをたっぷり吸っていて、食べるごとにジューシーな旨味が口いっぱいに広がりますよ♪
ねぎがしっかりメインを張ってくれていて、あっという間に株ねぎ1本ペロリ!



もう1つの主役あさりも、途中で取り出すことでプリプリ食感をキープ。
株ねぎ・あさり・株ねぎ・あさり…と箸が止まらないこと間違いなし!日本酒との相性もバッチリですよ◎



ちょっとリッチな味わいにするなら、仕上げにバターを少し入れてもおいしいです。黒こしょうをきかせることで、ガラリと洋風に変身。
パスタと絡めてボンゴレ風にするのもおすすめです♪

春の訪れを感じさせる食材で、ササっと作れる一品!
みなさんもぜひ作ってみてくださいね!

早くも夏日!◯◯を解禁&新しい苗作り



本当に春なの?というくらい暑いですね~!
この日はなんと、25℃を記録。もう夏じゃん…ということで、ついにタンクトップを解禁しました。ちなみにここから8か月くらいはこの格好で作業をします(笑)。



暖かくなってきて、出荷できる野菜が増えてきました!
株ねぎの次は、長ねぎの栽培が始まります!

中西ファームの生産管理担当である高松は、ハウスで長ねぎの苗作りに勤しんでおります。
みなさんが手に取っている野菜も、最初はこんなに小さな苗から始まるんですよ♪

今年は、よりおいしい長ねぎにするために「アーバスキュラー菌根菌」を活用した苗作りをしています。
この菌根菌は、植物の根にくっついて菌糸を伸ばすことで土壌中の栄養をぐんぐん吸収してくれるので、生育促進が期待できるんです。
いわば、野菜づくりのサポーター的役割!

みなさんにおいしい長ねぎをお届けできるように、苗の様子を日々見守っていきますね!
https://www.instagram.com/nakanishi_farm/

中西ファーム


東京都八王子市で江戸時代から続く農家の7代目、中西雅季さんを中心に、4ha(ヘクタール)の農地で年間約100種類の野菜を栽培している農業法人。「みんなが自然に集まり楽しめる農園」を目指し、毎週土日の直売会で販売するほか、マルシェ(農産物などの販売市)にも積極的に参加。レンタルスペース「雑荘」など、農業の枠にとらわれない活動も注目を集めている。

詳しくは公式SNSをチェック。https://www.instagram.com/nakanishi_farm/?hl=ja