アルテリアがカイ気配スタート、丸紅とセコムによるTOB価格にサヤ寄せ◇

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 アルテリア・ネットワークス<4423.T>がカイ気配スタート。11日の取引終了後、同社に対し丸紅<8002.T>とセコム<9735.T>が株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。TOB価格は1株1980円。買付予定数の上限は設定せず、全株取得を目指す。アルテリアの株価はTOB価格にサヤ寄せする格好となっている。

 買付予定数は2494万358株で、下限は829万3500株。応募株券数が下限に満たない場合は、応募株券の全部の買い付けは行わない。買付期間は未定。TOB成立後は所定の手続きをもってアルテリアは上場廃止となる見込み。同社は今回のTOBに賛同の意見を表明している。丸紅とセコムのリソースを活用し、クラウド分野や情報セキュリティー分野などでの強化を目指す方針という。

 東京証券取引所は11日、アルテリアを監理銘柄(確認中)に指定した。

 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS