実写ドラマ版「ONE PIECE」尾田栄一郎、納得できなかったら公開延期も約束 直筆レターで熱い思い
5日、Netflixの実写ドラマシリーズ「ONE PIECE」でエグゼクティブプロデューサーを務める原作者・尾田栄一郎が、本作にかける熱い思いをつづった直筆レターが公開された。また、当初10話構成とされていたシリーズが、全8話になることも明かされている。
「ONE PIECE」は、伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐって、主人公モンキー・D・ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”が大冒険を繰り広げるアドベンチャー。Netflixと米 Tomorrow Studios が共同制作し、尾田のほか、脚本&ショーランナーのマット・オーウェンズ(「エージェント・オブ・シールド」)とスティーヴン・マエダ(「LOST」)らがエグゼクティブプロデューサーに名を連ねる。
尾田はレター内で、2016年から企画が動いていたことを明かし「皆さんにとっては急な話かもしれないけどずーーっと動いてました。各社足並みも揃って、やっとここまできました!!」とつづると「僕の寿命を計算しても ONE PIECE が世界に向けて大きく踏み出せるチャンスはこれが最後だと思います」と告白。
さらに「2023年の公開と発表されたけど、僕が納得できなかったら公開を延期すると約束してくれてます。各国全製作陣、全キャストが作品への愛に満ちてます!! 燃えてます! でも、力みすぎず、楽しい作品に!! 全8話、今、最後の調整中。出航の日は近いです!!」と作品にかかわる全員の覚悟と熱い心意気を明かしている。
麦わらの一味役は、ルフィ役にイニャキ・ゴドイ、ゾロ役に日本から新田真剣佑、ナミ役にエミリー・ラッド、ウソップ役にジェイコブ・ロメロ・ギブソン、サンジ役にタズ・スカイラーと新進気鋭の若手が集結する。尾田栄一郎のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
尾田栄一郎コメント全文
ハリウッド版 ONE PIECE!!
Tomorrow studio、Netflixチームとはもう長いつき合い。それぞれのキャラクターも理解しつつも、育った文化も違い、エンタメについてのポリシーもスキルもベクトルも違い目指す場所は同じなのになぜ噛み合わない! ってお互いもどかしく、もう海外製作ムリでは!? ってとこまでもいきました。
皆さんにとっては急な話かもしれないけどずーーっと動いてました。各社足並みも揃って、やっとここまできました!!
僕の寿命を計算しても ONE PIECE が世界に向けて大きく踏み出せるチャンスはこれが最後だと思います。やるからには自分の現役中に監修したい! という思いで2016年に着工しました ONE PIECE 実写版号!
恐ろしい額の製作費も投入して貰ってます。
2023年の公開と発表されたけど、僕が納得できなかったら公開を延期すると約束してくれてます。
各国全製作陣、全キャストが作品への愛に満ちてます!! 燃えてます! でも、力みすぎず、楽しい作品に!!
全8話、今、最後の調整中。出航の日は近いです!!
Eiichiro Oda