【海外発!Breaking News】故障したエレベーターから出ようとした女性、誤って隙間に転落し3日後に遺体で発見(インドネシア)<動画あり>
インドネシアの空港で、故障したエレベーターから出ようとした女性がエレベーターの隙間に転落して死亡するという痛ましい事故が発生した。エレベーター内の監視カメラが当時の様子を記録しており、そこにはパニック気味に階数ボタンを何度も押している女性の姿が映っていた。インドネシアのニュースメディア『Tribun-medan.com』などが伝えている。
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インドネシアの北スマトラ州メダン近郊にあるクアラナム国際空港で4月27日、空港内のエレベーターシャフトの下部に女性の遺体が発見された。5月1日付の『Tribun-medan.com』によると、死亡した女性はメダン在住のアイシヤ・シンタ・デヴィ・ハシブアンさん(Aisiah Sinta Dewi Hasibuan、38)で、彼女は24日の午後8時24分頃にこのエレベーターを利用していたことが監視カメラの映像から判明した。
アイシヤさんは当時、マレーシアに行く親類を見送るために空港を訪れていたが、見送りを終えて自宅に戻る途中で親類から「書類が違うために空港で足止めされている」との電話を受け、再び空港に戻ったそうだ。アイシヤさんはエレベーターに乗ってすぐに「今、エレベーターだから」と近くまで来ていることを電話で伝えたという。
ところがアイシヤさんが乗ったエレベーターが突然故障して停止し、外に出られなくなってしまった。一瞬だけアイシヤさんが乗り込んだドアとは反対側のドアが開いたものの、彼女は気づかずパニック気味に何度も階数ボタンを押していた。そしてアイシヤさんは誰かに電話をかけ始め、エレベーターのドアを無理やりこじ開けようとした。
ドアが半分ほど開き、アイシヤさんは外へ出ようとしたが、この時エレベーターかごの床と到着フロアの間に段差が生じ、大きな隙間があることに彼女は気づかず、吸い込まれるように転落してしまったのだ。一方でアイシヤさんが現れるのを待っていた親類は、急に連絡が取れなくなった彼女を心配して、空港職員にエレベーターに閉じ込められていないか確認するよう依頼した。
空港職員は空港内全てのエレベーターを調べたようだが、アイシヤさんは見つからず、エレベーターは正常に機能していたとのことだ。結局、親類はフライトをキャンセルしたが、翌日もアイシヤさんと連絡が取れず、警察に通報したそうだ。
その後、警察官が空港内のエレベーターに設置された監視カメラの映像を全て確認したところ、アイシヤさんがエレベーターの隙間から転落したことを突き止めた。そして残念なことにエレベーターシャフトの下部でアイシヤさんは変わり果てた姿で発見された。行方が分からなくなってから3日が経っていた。
今回の事故を対応したデリ・スルダン県警察の署長であるイルサン・シヌハジ氏(Irsan Sinuhaji)によると、アイシヤさんは停止してしまったエレベーターのドアを何とか開けたものの、当時パニックになっていたため床と到着フロアの間にできた隙間に気づかず、3階の高さから転落したようだ。
世界中で度々発生するエレベーターの事故だが、昨年10月にはロシアの集合住宅でエレベーターが男性を挟んだまま急上昇し、男性は危うく首を切断されそうになった。このエレベーターは、事故の2週間ほど前から揺れなどの異常が起きており、住人たちから苦情や不安の声があがっていたという。
画像は『MYNEWSHUB 2023年4月29日付Twitter「Wanita maut terjatuh ketika keluar dari pintu lif yang mengalami kerosakkan, mayat ditemui di bawah tapak lif selepas 3 hari dilaporkan hilang.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
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インドネシアの北スマトラ州メダン近郊にあるクアラナム国際空港で4月27日、空港内のエレベーターシャフトの下部に女性の遺体が発見された。5月1日付の『Tribun-medan.com』によると、死亡した女性はメダン在住のアイシヤ・シンタ・デヴィ・ハシブアンさん(Aisiah Sinta Dewi Hasibuan、38)で、彼女は24日の午後8時24分頃にこのエレベーターを利用していたことが監視カメラの映像から判明した。
ところがアイシヤさんが乗ったエレベーターが突然故障して停止し、外に出られなくなってしまった。一瞬だけアイシヤさんが乗り込んだドアとは反対側のドアが開いたものの、彼女は気づかずパニック気味に何度も階数ボタンを押していた。そしてアイシヤさんは誰かに電話をかけ始め、エレベーターのドアを無理やりこじ開けようとした。
ドアが半分ほど開き、アイシヤさんは外へ出ようとしたが、この時エレベーターかごの床と到着フロアの間に段差が生じ、大きな隙間があることに彼女は気づかず、吸い込まれるように転落してしまったのだ。一方でアイシヤさんが現れるのを待っていた親類は、急に連絡が取れなくなった彼女を心配して、空港職員にエレベーターに閉じ込められていないか確認するよう依頼した。
空港職員は空港内全てのエレベーターを調べたようだが、アイシヤさんは見つからず、エレベーターは正常に機能していたとのことだ。結局、親類はフライトをキャンセルしたが、翌日もアイシヤさんと連絡が取れず、警察に通報したそうだ。
その後、警察官が空港内のエレベーターに設置された監視カメラの映像を全て確認したところ、アイシヤさんがエレベーターの隙間から転落したことを突き止めた。そして残念なことにエレベーターシャフトの下部でアイシヤさんは変わり果てた姿で発見された。行方が分からなくなってから3日が経っていた。
今回の事故を対応したデリ・スルダン県警察の署長であるイルサン・シヌハジ氏(Irsan Sinuhaji)によると、アイシヤさんは停止してしまったエレベーターのドアを何とか開けたものの、当時パニックになっていたため床と到着フロアの間にできた隙間に気づかず、3階の高さから転落したようだ。
世界中で度々発生するエレベーターの事故だが、昨年10月にはロシアの集合住宅でエレベーターが男性を挟んだまま急上昇し、男性は危うく首を切断されそうになった。このエレベーターは、事故の2週間ほど前から揺れなどの異常が起きており、住人たちから苦情や不安の声があがっていたという。
画像は『MYNEWSHUB 2023年4月29日付Twitter「Wanita maut terjatuh ketika keluar dari pintu lif yang mengalami kerosakkan, mayat ditemui di bawah tapak lif selepas 3 hari dilaporkan hilang.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)