三菱UFJなど銀行株が強含む、日銀「長期緩和の検証実施へ」と伝わる◇

写真拡大

 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が強含みで推移している。午前10時半ごろ、日本経済新聞電子版が「日銀は28日の金融政策決定会合で、過去の金融緩和策を総合的に評価する検討に入った」と報じた。同時に記事のなかでは「債券市場の機能低下といった副作用が指摘される長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の修正は今回の会合では見送るとみられる」とも伝えている。

 目先の国内金利上昇期待は薄れたものの、総合的な評価の実施を経て、いずれは異次元緩和が修正されるとの見方が優勢となり、銀行株の買いを誘う形となったようだ。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>やみずほフィナンシャルグループ<8411.T>、りそなホールディングス<8308.T>も上昇している。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS