外為サマリー:133円50銭近辺に軟化後は下げ渋るも戻り限定的

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 26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=133円70銭前後と前日の午後5時時点に比べて40銭強のドル安・円高となっている。

 25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=133円76銭前後と前日に比べて50銭弱のドル安・円高で取引を終えた。この日に発表された米4月リッチモンド連銀製造業指数や米4月消費者信頼感指数が低調だったことで、米景気を懸念したドル売り・円買いで一時133円37銭まで軟化した。

 米地銀のファースト・リパブリック・バンク<FRC>の多額の預金流出が判明し、金融システム不安が再燃していることもあり、この日の東京市場のドル円相場も軟調な展開。午前9時30分過ぎに133円50銭近辺まで下押したあとは下げ渋っているものの、ドルの買い手掛かりに乏しく戻りは限定的となっている。一方、足もとで上昇が目立っていたユーロは、欧州債利回りが低下したことなどが影響するかたちで売りが優勢となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0978ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=146円77銭前後と同1円20銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS