25日の米株式市場では、NYダウが前日比344.57ドル安の3万3530.83ドルと3日ぶりに反落した。
 
 この日決算を発表したファースト・リパブリック・バンク<FRC>は巨額の預金流出が響き、純利益は前年同期比33%減と大幅減益となった。これを嫌気して、同社株が急落したことを受け銀行株を中心に売りが膨らんだ。JPモルガン<JPM>やバンカメ<BAC>が安く、チャールズシュワブ<SCHW>やUSバンコープ<USB>が値を下げた。テスラ<TSLA>のほかマイクロソフト<MSFT>やアップル<AAPL>、アマゾン<AMZN>など大手テック株も売られた。半面、ユナイテッドヘルス<UNH>やプロクター・アンド・ギャンブル<PG>が堅調で、スポティファイ<SPOT>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が買われた。

 ナスダック総合株価指数は、238.047ポイント安の1万1799.157と続落した。

出所:MINKABU PRESS