米外為市場サマリー:日米金利差の拡大見込み一時134円70銭台に上昇  

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 24日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=134円24銭前後と前週末に比べ10銭弱のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=148円28銭前後と同90銭弱のユーロ高・円安だった。
 
 この日に日銀の植田和男総裁が「基調的な物価見通しが改善しイールドカーブ・コントロール(YCC)の正常化が可能になるためには、物価見通しが2%前後となるだけでなく、見通し実現の確度が必要」との認識を示し、日銀の早期政策修正思惑が後退するなか、日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが先行。ドル円相場は一時134円73銭まで上伸した。ただ、4月のダラス連銀製造業景況指数がマイナス23.4と前回(マイナス15.7)から悪化したことが重荷となり、134円20銭台に伸び悩んだ。一方、ユーロが対ドルや対円で上昇した。この日に独Ifo経済研究所が発表した4月の企業景況感指数で景気の底堅さが示されたほか、欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事が「5月の理事会で0.50%の利上げが決定される可能性は排除できない」と述べるなどECB高官のタカ派的な発言が相次いだことがユーロ買いにつながった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1046ドル前後と前日に比べて0.0060ドル程度のユーロ高・ドル安だった。



出所:MINKABU PRESS