モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜〜金曜6:00〜9:00)。4月6日(木)の放送では、「学校制服のリユース(再利用)」に関する調査結果を紹介しました。


※写真はイメージです



4月は入学式の時期。真新しい学生服に身を包んで背筋を伸ばしている姿を見ると、思わず応援したくなりますよね。

そんな学生服はここ数年、学校やPTAが主体となって、卒業生などから着なくなった制服を集めて無償でリユース(再利用)する動きが広がっています。

ユージ:親としてはうれしいかも! 新品でそろえると数万円するので、無償で譲ってもらえるのは本当にありがたいです。

(成長に合わせて)1回買い替えるくらいで済めばいいけど、6年間通う小学校とか制服がある学校の場合、下手したら2回ぐらい替えなきゃいけないこともあるからね。僕もそうだったけど、育ち盛りの子とか、背が伸びる子とかは本当に大変!

吉田:1年で10cm以上、伸びたりしますからね。

ユージ:だからそういう意味では、こういう取り組みは本当に助かるね。

吉田:では、制服を着る当事者である子どもたちは、この「リユースの制服」に袖を通すことについて、どのように考えているのでしょうか?

学生服・体操服など学生向け衣料の製造販売をおこなう企業「菅公学生服株式会社」が、全国の中学・高校生1,400人を対象におこなった「中高生の学校制服のリユースに関する意識調査」の結果を紹介します。

まず、「制服のリユースに対する印象」ですが、「良い」という回答が8割にのぼりました。

その一方で、「あなたは、学校制服のリユース(再利用)を利用したい(着たい)と思いますか?」との質問には、「着たい」と回答した人は49.8%、「着たくない」と回答した人は50.2%となり、ほぼ半々という結果になりました。

ユージ:これは難しいね。着たいか・着たくないかで言ったら、そりゃあ新品を着たいですよ! でも、気になるか・気にならないかで言ったら、「気にならない」という人も多いかもね。

ちなみに僕の学校では実際、先輩からの“お下がりセール”があったので、すかさず行ったからね。親からも「絶対に見つけてきてよ!!」って言われて(笑)。僕はあまり気にならなかったけどね。

吉田:続いて、この調査で「着たい」「着たくない」と回答した人たちの、それぞれの理由を見ていきます。

まず、リユース制服を「着たい」という子どもたちからは、「お金の節約になるから」「捨てないで使うことはSDGsにつながるから」「制服はあまり傷まないイメージがあるから」「状態がきれいであれば問題ない」「成長してサイズも変わるので、いろんな人と協力していけたら」といった、経済面・エコ意識からの声が挙がりました。

一方で、「着たくない」と答えた子どもたちは、「知らない人が着ていたものに抵抗感がある」「リユースが良いことだとわかっているけれど、自分は潔癖症なので嫌」「制服は新しいほうが気分が上がるから」「一生に一度のものだから新しいものを着たい」という意見が寄せられました。

ユージ:正直、どちらの意見もごもっとも、というか全部理解できるね。若い世代が集まる街には、古着屋さんもたくさんあって人気があるので、古着屋さんのようなノリで、“リユースの制服はオシャレ”というイメージが広がると、ポジティブに考える子どもが増えてくるかも?

人によっては、新品の上履きが恥ずかしくて、「これで校庭1周してくるわ!」とか言って、わざと必死に汚したりする友達もいたりぐらいだから。「ちょっと“こなれ感”が出ているほうが好き」っていう人もいるからね。

吉田:1着目は新品で購入して、体が成長したり、修復が不可能なくらい破れてしまったときに、リユース制服を活用する方法もありますよね。

あと、今は「制服のサブスク」サービス(※定額料金を支払うことで制服を貸し出す仕組み)もあって、成長に合わせてサイズ交換も可能らしいので、そういったサービスを利用できるといいなとも思いました。

ユージ:選択肢の1つとして定着してくれたら、親としては助かるかなと思います。ぜひ学校やPTAの方々は、リユース制服を利用できる環境を整えられるように検討してみてはいかがでしょうか?


パーソナリティの吉田明世、ユージ



<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月曜〜金曜6:00〜9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/one/