三笘の“PK疑惑”が今季10回目の誤審判定? プレミア審判の統括組織へ英紙苦言「これが初めてではない」
トッテナム戦の三笘に対するペナルティーエリア内の判定へ…公式が“誤審”と認定
日本代表MF三笘薫は、現地時間4月8日に行われたプレミアリーグ第30節トッテナム戦(1-2)にスタメン出場。
後半にはペナルティーエリア内で倒される“PK(ペナルティーキック)疑惑”もあり、後日PGMOL(Professional Game Match Officials Limited/イングランドにおける審判員の統括組織)が誤審を認めた。同組織が試合後に誤審を認めたのは、今季10回目となるようだ。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
ブライトン対トッテナム戦では、いくつかの判定が大きな話題を呼んでいた。三笘や元イングランド代表FWダニー・ウェルベックのネットを揺らしたシュートが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によってハンドの反則となり取り消しになる場面もあり、レフェリングに対しSNS上で疑問の声が上がっていた。
なかでも1-1で迎えた三笘の“PK獲得疑惑”のシーンは、ブライトン勝ち越しの大きなチャンスとなり得る重要な判定だった。後半26分、三笘は相手のペナルティーエリア内でMFピエール・エミール・ホイビュルクに足を踏まれて転倒。しかしVARの介入もなく、審判団の判定はノーファウルでプレー続行だった。
後日、PGMOLは「ホイビュルクが三笘を倒したプレーは、ブライトンにPKが与えられるべきだったと認めた」と声明を発表。審判長の元レフェリーのハワード・ウェブ氏がブライトン側へ謝罪をしたという。
そうしたなか、「デイリー・ミラー」紙では「ブライトンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を失う可能性がある。3000万ポンド(約49億円)の失態」と上位に食い込んでいるチームの今後に影響する判定だったことを再確認した。
また、「今シーズン、顔を真っ赤にしたウェッブが謝罪に追い込まれたのは、これが初めてではない」とこれまで多くの誤審がプレミアで起こっており、「VARのミスを認めたのは今季10回目だ。土曜日のシーガルズ戦を含め、雷は3度落ちたと言ってもいいだろう」と指摘もしていた。(FOOTBALL ZONE編集部)