アーティスト空山基氏が個展「Space Traveler」を渋谷と中目黒で開催 人間サイズのロボット彫刻、CG映像、キャンバス絵画作品も展示
NANZUKAは、空山基氏の新作個展「Space Traveler」を渋谷と中目黒で開催することを発表した。この個展は「渋谷神宮前NANZUKA UNDERGROUND」と、「NANZUKA 2G(渋谷パルコ2F)」、「中目黒3110NZ by LDH kitchen」の3会場において同時開催の展覧会となる。
この個展では、まずメイン会場となる「NANZUKA UNDERGROUND」において、新作のヒューマンスケールサイズのロボット彫刻作品による大規模なインスタレーション、また空山氏としては初となるCGテクノロジーを駆使した映像作品、そして近年空山氏が精力的に取り込んでいる大型のキャンバス絵画作品を展示する。また、「NANZUKA 2G」と「3110NZ by LDH kitchen」においても、同シリーズの彫刻作品及びペインティング作品が発表されるという。
●女性の人体美をロボットに取り込んだ「セクシーロボット」
空山基氏は、人体と機械の美を追求した作品で、国内外で知られるアーティスト。その名を世に知らしめた作品は「セクシーロボット」シリーズ(1978年〜)。女性の人体美をロボットに取り込んだ表現で、その後のロボットのイメージ形成に大きな影響を与えた。空山氏は、人物、動物、恐竜などあらゆるロボットを描くことでも知られているが、同時に女性のヌード像を描いていることによって、現代の美術の正統からは異端の存在とされている。空山氏は、身体の美しさへの傾倒や人間の本質的な知的好奇心、欲望=生へのエネルギーといった自身の関心を決して隠さず、同様に政治的、宗教的タブーにも、その作品表現において、果敢にチャレンジしようとしているという。「黙ることより語ることで問題は解決されるべきだ」と空山氏は確信しており、そのために時に子供のようにイノセントであろうとする。結果的に、空山氏はアーティストという呼称を否定し、ラディカルな表現者という意味も強調して、エンターテイナーを名乗っている。
●アートにおける性の問題をロボットを通して表現
2020年に開催したNANZUKAでの個展「Sex Matter」において、空山氏はアートにおける性の問題を、ロボットを通して表現するという作品にチャレンジした。一見すると、奇妙な図式だが、空山氏は世の中に男と女(オスとメス)がいる事によって知的な生命が誕生するという事実を、逆説的に強く明示した。
一方、この個展「Space Traveler」は、人間の身体性を超えた未来という、仮想の物語を提示。空山氏の作品を通して、人のようで人ではない存在、人の時代以後の世界を空想する。その作品は、人の知性とはなにか、身体とはなにか、時間とはなにか、といったテーマが相互に絡みあい、自然と私達の空想力や創造性を刺激。あるいは、私達のテクノロジーが、身体の限界を超えて永遠の生を齎す事はあるのか、人工知能が人と共存する未来が訪れることはあるのか、といった問題提起を暗示しているとも読み取ることができる、としている。
この個展では、まずメイン会場となる「NANZUKA UNDERGROUND」において、新作のヒューマンスケールサイズのロボット彫刻作品による大規模なインスタレーション、また空山氏としては初となるCGテクノロジーを駆使した映像作品、そして近年空山氏が精力的に取り込んでいる大型のキャンバス絵画作品を展示する。また、「NANZUKA 2G」と「3110NZ by LDH kitchen」においても、同シリーズの彫刻作品及びペインティング作品が発表されるという。
●女性の人体美をロボットに取り込んだ「セクシーロボット」
空山基氏は、人体と機械の美を追求した作品で、国内外で知られるアーティスト。その名を世に知らしめた作品は「セクシーロボット」シリーズ(1978年〜)。女性の人体美をロボットに取り込んだ表現で、その後のロボットのイメージ形成に大きな影響を与えた。空山氏は、人物、動物、恐竜などあらゆるロボットを描くことでも知られているが、同時に女性のヌード像を描いていることによって、現代の美術の正統からは異端の存在とされている。空山氏は、身体の美しさへの傾倒や人間の本質的な知的好奇心、欲望=生へのエネルギーといった自身の関心を決して隠さず、同様に政治的、宗教的タブーにも、その作品表現において、果敢にチャレンジしようとしているという。「黙ることより語ることで問題は解決されるべきだ」と空山氏は確信しており、そのために時に子供のようにイノセントであろうとする。結果的に、空山氏はアーティストという呼称を否定し、ラディカルな表現者という意味も強調して、エンターテイナーを名乗っている。
●アートにおける性の問題をロボットを通して表現
2020年に開催したNANZUKAでの個展「Sex Matter」において、空山氏はアートにおける性の問題を、ロボットを通して表現するという作品にチャレンジした。一見すると、奇妙な図式だが、空山氏は世の中に男と女(オスとメス)がいる事によって知的な生命が誕生するという事実を、逆説的に強く明示した。
一方、この個展「Space Traveler」は、人間の身体性を超えた未来という、仮想の物語を提示。空山氏の作品を通して、人のようで人ではない存在、人の時代以後の世界を空想する。その作品は、人の知性とはなにか、身体とはなにか、時間とはなにか、といったテーマが相互に絡みあい、自然と私達の空想力や創造性を刺激。あるいは、私達のテクノロジーが、身体の限界を超えて永遠の生を齎す事はあるのか、人工知能が人と共存する未来が訪れることはあるのか、といった問題提起を暗示しているとも読み取ることができる、としている。
空山基 / Hajime SorayamaSpace Traveler2023年4月27日(木) 〜 5月28日(日)NANZUKA UNDERGROUND水曜日 - 日曜日 11:00-19:00*月曜日、火曜日休業2023年4月27日(木) 〜 未定NANZUKA 2G(渋谷パルコ2F)*PARCOの営業日に準じます2023年4月26日(水) 〜 5月27日(土)3110NZ by LDH kitchen水曜 - 木曜 / 11:00 - 16:00 金曜 - 土曜 / 11:00 - 17:00*日曜、月曜、火曜、祝日休業© 空山基 / Hajime Sorayama