「水菜って栄養ないんでしょ?」(お客さん)→「実はですね…」(青髪のテツ)プロ大絶賛の”栄養の塊”な件

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スーパー青果部歴10年の青髪のテツです。「水菜って栄養ないんでしょ?」スーパー店員として働いていると、たまにお客さんからこんな言葉をかけられます。淡白な味わいと水分が多いシャキシャキした食感から、そう連想されるのかもしれません。でも、言いにくいんですけどそれ真逆です…。水菜は、天然のビタミン剤レベル!詳しくお話しますね♪

【青髪のテツ】カット白菜の見分け方「断面の葉が緑色なのは…じつは新鮮じゃないんです!」え、そうなの!?

「水菜は淡白な味だから栄養はない」ってホント?



出どころはわかりませんが、「水菜には栄養がない」というウワサをちらほら聞きます。でも、成分を調べてみるとその説とはまったく真逆で、驚くほど栄養が豊富な野菜なんです。

特に「カルシウム」と「ビタミンC」については、同じく栄養豊富な小松菜を上回るほど、たっぷりと含まれています。

また、抗酸化作用があり生活習慣病予防やアンチエイジングに役立つβカロテンやビタミンEも豊富。

他に、ビタミンB群、カリウム、ポリフェノール、鉄分、食物繊維なども含んでいて、まさに栄養の塊のような野菜だといえます。

「水菜に栄養がない」と考えていた方は、この記事を機会にぜひそのイメージを払拭して、たっぷり水菜を食べていただけたら嬉しいです。

シャキシャキ新鮮な水菜を選ぶポイントは…

水菜は鮮度が落ちやすいので、買うときに古いものを選んでしまわないよう、以下6つのポイントを知っておくと便利です。

①葉先までピンとしている

水菜の鮮度をみるときは、第一に葉先の状態をチェックしましょう。

わたしの場合、水菜に関わらず、すべての葉物野菜は「葉先」からチェックします。葉先が萎れてしまっていたり、黄色く変色したりしているものは、鮮度が落ち始めているので避けるようにしましょう。



②淡い緑色をしている

③葉脈がくっきりしている

葉は淡い緑色をしていて、葉脈がくっきりと出ているものほどおいしいとされています。



④茎の部分が白くてしっかりしている

葉の次は「茎」をチェックしましょう。茎は白くてツヤがあるものを選びましょう。半透明になっているものは傷んでいますので避けましょう。



ちなみに、一週間ほど保存しておいた茎はこんな感じです↓



ちょっとわかりにくいですが、張りがなく、もやしのように半透明になりかけています。

⑤根本が張っている

これは農家さんから聞いた話ですが、水菜は根本をチェックしましょう。根本が大きく張っている水菜はおいしいと聞いています。



⑥袋に水滴がついていない

また、わたしが仕事で鮮度をチェックするときは、袋に水滴がついていないかもチェックします。収穫から時間が経つと、水菜自身の水分が蒸発し袋の中に水滴がつき始めます。このようなものは撤去し見切り販売をしています。



※お店でよく出回っている一般的な品種の話です。品種によっては例外がある場合があります。

水菜は寒い時期である今が旬!お鍋に入れた水菜はシャキシャキとした食感がおいしく、個人的にとてもオススメの具材なので、今すぐスーパーへ走りましょう!