日本航空(JAL)は、KDDIエボルバの英語版AIチャットボット「AIChat」を、英語版ウェブサイトに導入した。

出入国規制の緩和に伴い、国内を含む全26地域の英語版ウェブサイト47ページに2022年9月に導入したもので、11月末時点での回答カバー率は92%に達している。日本語版は開始から2年で、回答カバー率が約90%に及んでいる。

入国規制や渡航制限の緩和に伴う問い合わせの増加を見込み、電話受付時間外や混雑時に利用する人に対し、24時間利用できる自己解決コンテンツとして提供した。運航情報や予約・購入、搭乗・手荷物などの定型問合せから、PCR検査の規定や検疫体制、入国制限、減便・運休にかかるタイムリーな問合せまで自動応答できる。

英語圏のネイティブな言葉や表現の揺れ、複数の解釈が成り立つ言葉での問合せでも利用者の意図を理解するために、複数の選択肢を示し、複数回のやり取りを経て最適な回答を提示する構造で構築した。バイリンガルスタッフが、よりネイティブなAI教師データと辞書を構築した上で作成した英語版シナリオで設計を行っている。