【おうちごはんインタビュー vol.32】親子で料理を楽しむ!ゆうこさん

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日々のおうちごはんをInstagramに投稿し、ご自身の世界観を発信している方にインタビュー!今回は、手作り雑貨に囲まれたおうちで家族4人と元保護猫の福&花とのんびり暮らすゆうこさん。Instagramでは、その素敵な暮らしぶりに加え、小学6年生の息子さんが作るお料理も話題です。そんなゆうこさん親子にお話を伺いました!

小6の長男が作る料理も話題!ゆうこさん親子にインタビュー


プロフィール

ゆうこ

家族構成は夫、小学6年生の長男、小学4年生の長女、元保護猫の福と花。夫の実家の隣に憧れの「三角屋根の小さなおうち」を建て、家族でインテリアや雑貨づくりを楽しむ。

子どもたちも登場するほのぼのとした暮らしぶりをInstagramで紹介し、義父が手作りした家具など、オリジナリティー溢れる素敵なインテリアが話題に。最近では、長男が作る料理動画にも注目が集まっている。

整理収納アドバイザー1級。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。

Instagramアカウント:@slow.life.works


ゆうこさんのInstagram子どもの料理には手を出さず見守る

出典:https://www.instagram.com

――Instagramでは、手作りの家具や雑貨に囲まれた素敵な暮らしぶりに加え、長男・そうたくんの料理動画も注目を集めています。そうたくんが料理をするようになったきっかけは?


ゆうこさん:幼いころのそうたは好き嫌いが多過ぎて、野菜はじゃがいも以外、ほとんど食べられませんでした。自分で育てたら好きになってくれるかな?と思って、ひいおばあちゃんと一緒に畑で野菜を育て始めたんです。

そしたらそれがおいしかったみたいで、かなり食べられるようになりました。そのころから料理のお手伝いもするようになって、「料理する人ー?」と声をかけると、妹のほのかと一緒に「はーい!」と飛んでくるようになりました。

そのとき、そうたが4歳、ほのかが2歳でした。


――そんなに小さなころから!最初、火や包丁を使わせることに不安はありましたか?


ゆうこさん:火はやっぱり心配でした。そうたが小学1年生ぐらいで「揚げ物をしたい」と言ったときは「危ないからもうちょっと待って」と止めました。

包丁もやっぱりヒヤヒヤはしましたね。最初はプラスチックでできたような子供包丁を持たせていたのですが、そのうち、切れにくいことが逆に危なくなってきたので、ちゃんとしたものに変えました。

不安はありながらも、なるべく手は出さず見守るようにしていました。


――当時、そうたくんが作ってくれた料理で、特に印象深いものは?


ゆうこさん:8歳ぐらいのときに作ってくれた「オムライス」ですかね。当時、トマトが苦手だったほのかのために、ケチャップを使わずにコンソメとカレーパウダーで味付けしたオムライスがすごくおいしかったです。



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――それはほのかちゃんも喜んだでしょうね。ゆうこさんも子どものころからお料理をしていたのでしょうか?


ゆうこさん:いえいえ、私は全くしてないです(笑)。料理を始めたのは社会人になって一人暮らしをはじめた頃で、最初はひどいものでしたよ……。

器も100円のものとかを使っていたんですけど、rutawa.rawajifuさん(@rutawarawajifu)という作家さんに出会ってから、器が素敵だと料理がおいしそうに見えるということに気づいて。そこから料理もだんだん好きになっていきました。


rutawa.rawajifuさんとはコラボ作品を作らせていただいたり、そうたとほのかの誕生日に器をプレゼントしていただいたりと、本当にお世話になっています。


今でも料理は決して得意ではなくて、一から作らずに味の素の「Cook Do(クックドゥー)」とかもよく使ったりします。そういう簡単な料理でも器に凝ったり、彩り良く盛り付けたりして、おいしそうに見えるように心掛けています。


――ゆうこさんのおうちでは、季節の行事も大切にされていますよね。


ゆうこさん:はい。子どもたちが楽しんでくれるうちは、なるべくしてあげたくて。コロナ禍でなかなか外食とかもしにくいので、その分、おうちで楽しめたらいいなと思っています。



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▲ひなまつり



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▲七夕



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▲お月見


昨年は楽しみにしていた夏祭りが中止になってしまったので、おうち縁日をしました。料理はそうたと夫が作ってくれて、飾り付けや盛り付けはほのかと私の担当。子どもたちもいっぱい食べて遊んで、楽しいおうち縁日になりました。



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――素敵な夏の思い出ですね。食事中はご家族でどんな会話を楽しんでいますか?


ゆうこさん:たわいもない会話です(笑)。学校であったことやクラブの話、そうたが作った料理のこととか私の実家の話とか、なんでも話します。夫は全然しゃべらないんでおとなしいんですけどね。


――ゆうこさんちの円卓も素敵で、家族みんなで囲んでごはんを食べたら、自然と会話も盛り上がるだろうなぁと。


ゆうこさん:この円卓は「サザエさん」のような昭和なちゃぶ台に憧れていたので、隣に住んでいるお義父さんにお願いして作ってもらいました。

我が家の家具は全部、定年後の趣味でDIYをはじめたお義父さんに作ってもらっています。

そうたがこれから中学生になるので、ベッドとかを作り直してもらって部屋をまた変えたいなと思っています。


――お義父さま、すごいです!今後もお子さんたちが成長するごとに、おうちの中が変わっていきそうですね。


ゆうこさん:そうですね。そうたとほのかがキッチンでお手伝いするときに使っていた踏み台も、成長に合わせて作り替えてもらっていました。


踏み台を使っていたころはほのかもよく料理をしていたのですが、踏み台がいらなくなったぐらいからは絵の方が好きになって、料理は食べる専門になりました(笑)。なんでも「おいしい、おいしい」って言ってたべてくれて、食リポもすっごい上手なんですよ。


それでもたまに作りたくなることがあるみたいで、そういうときはそうたがほのかに教えてくれるので助かっています。

普段はどちらかというと、ほのかの方が気が強くてそうたの方がおとなしいのでタイプは違うんですけど、料理しているときはすっごく仲良くできるんですよ。昔からそうでしたね。


――一緒に料理することで兄妹の絆がより深まりそうですね。そうたくんの料理の腕もメキメキ上達していますよね。


ゆうこさん:そうですね。小学5年生ぐらいからぐっといろんなことが上手になってきたような気がします。

初めてお魚をさばいたのも5年生でした。図書館で借りてきた料理本やYouTubeを見ながら、たくさん練習していましたね。

独学で合っているか分からないから、今年は料理教室とか一緒に行ってみたいですね。一緒においしいものも食べに行って、本物のおいしさを味わわせてあげられたらと思います。


中学生になったら「お弁当コンテスト」を頑張る

――それではここからは、そうたくんにもお話を伺っていきます。お魚を初めてさばいたのは小学5年生のときだったそうですが、そのきっかけを教えてください。


そうたくん:テレビとかで魚をさばくのを見て、自分もやってみたいと思ったからです。最初は全然うまくできなかったけど、何度も挑戦して、少しずつできるようになりました。



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――Instagramでお魚をさばいている動画を拝見しましたが、素晴らしい包丁さばきでした!お料理をしていて一番楽しい瞬間は?


そうたくん:料理ができて、みんながおいしいって言って食べてくれたときです。


――家族以外の人にも食べてもらうことはありますか?


そうたくん:たくさん作ったときは、隣のばあちゃんの家におすそわけします。


――献立はどうやって決めているのですか?


そうたくん:なんとなく、気まぐれで……。冷蔵庫にあるものを見て、何もなかったら冷凍庫を見て作れるものを考えます。


――すごい!まるでベテラン主婦のようですね。スーパーに買い物に行ったら、まずどのコーナーに行きますか?


そうたくん:魚です(笑)。


――やっぱりそうですよね(笑)。


ゆうこさん:でも、スーパーでは小さい魚しか売っていないので、最近は市場に行くのが好きみたいです。本当は自分で釣った魚をさばきたいそうなんですけど、どうも魚釣りのセンスがないみたいで。釣れても小さいのが1匹とか2匹とかになっちゃうんですよね。


――釣りは今後の目標になりそうですね。ほかに挑戦したいことはありますか?


そうたくん:うどんや蕎麦を麺から作ってみたい。あとはレシピ開発。おいしいレシピができたら、クックパッドにアップしたいです。


――それは楽しみです。ちなみに普段、よく参考にしているレシピは?


そうたくん:☆栄養士のれしぴ☆さん(@eiyoushino_recipe)のレシピが一番多いです。あとは、yuuさん(@yuuyuu514)、しにゃさん(shinya6727)、yukoさん(@_yu_ko.a.r)。

そして、わたをさん(@watao.n)、hitomiさん(@hitomi_kawakami)の盛り付けが好きでよく参考にしています。


――そして今年はいよいよ中学生になりますが、楽しみにしていることはありますか?


そうたくん:楽しみにしていること……。なんだろう?


ゆうこさん:「お弁当コンテスト」は?


――なにやら面白そうですね。


ゆうこさん:県内で「おいしいごはんを食べよう県民運動」という取り組みがあって、その一環として毎年、「お弁当・おむすびコンテスト」が開催されているんです。

昨年、そうたが夏休みの宿題で「おむすびコンテスト」に応募したら、7690点の中から最終審査8人に残って、優秀賞に選んでいただいたんです。

対象は小学生と中学生でしたが、小学生で選ばれたのは2人だけでした。中学生になったら、中学生と高校生を対象にした「お弁当コンテスト」があるので、それをまた頑張りたいねって話しています。


――優秀賞、すごいですね!「お弁当コンテスト」も期待しています。さらに先の話になりますが、将来の夢は料理人だそうですね。どんな料理人になりたいですか?



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そうたくん:まだ決まってないです。いろいろやってみてから決めたい……(笑)。

ゆうこさん:ホテルのビュッフェを作るような仕事だったら、いろいろ作れるんじゃない?とは話しています。目で見ても楽しめるような料理がしたいみたいです。



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――最後に、お二人に質問です。ご自分にとって「おうちごはん」とは?


そうたくん:家族団らん。

ゆうこさん:元気の素。笑顔の素です。



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ありがとうございました!

平日も時間があればキッチンに立つというそうたくん。今欲しい調理器具を聞いたら「鰹節削り器」との答えが。実は昨年のクリスマスプレゼントとしてカツオと鰹節削り器をサンタさんにお願いしようかと思ったそうですが、飼い猫の福ちゃんと花ちゃんに取られたら困るので諦めたそう(笑)。

結局、クリスマスプレゼントには「牛刀包丁」を選び、昨年だけで刺身包丁、菜切り包丁、パン切り包丁と合わせて4本の包丁をゲットしたとのことでした。

中学生になったそうたくんがどんな料理を作るのか今から楽しみですよね。ぜひ、ゆうこさんのInstagramをチェックしてみてはいかがでしょうか。


ゆうこさん(@slow.life.works)のInstagram

(text by コノ)