NMB48の元メンバーで、現在は舞台を中心に活躍している内木志と谷川愛梨が、21日から25日まで四谷3丁目ドリームシアター上演される朗読劇『グーとパーでチョキを出す2022』に出演。卒業後は別々の活動をしていた内木と谷川だが、今作が卒業後初共演となり、ファンの間でも話題になっている。そんな2人に初日公演を迎える前に、意気込みや見どころなどを聞いてみた。


同じシェアハウスに住む2人の女の子が恋をしたのは、同じくシェアハウスの同居人・タカヤマ。2人からの同時告白に戸惑うタカヤマは、なんと「3人で付き合う」ことに。どこからどう見てもいびつな「3人組カップル」の不器用だけど必死な青春ラブストーリーとなる今作。



谷川は「NMB48を卒業して3年経つんですよ。ようやく一緒に舞台に立つことになりました。懐かしいという気持ちがすごくあって、当時レッスンしていた時代をすごく思い出しますね」と話すと、内木は「けい古場に愛梨ちゃんがいるということで、すごく不思議な感じがします」と話した。


自身の役柄について聞かれた谷川は「わたしはナカタニサキ役で、すごく元気で明るくて、思ったことをすぐに言っちゃうような女の子です。ツンデレなかわいい女の子なんですけど、ユウコ(内木の役)と対照的で、どちらかというと私はサキっぽい性格なのかなと思うんですけど、サキちゃんの魅力を観に来てくださる皆さんに届けられたらいいなと思っております」と説明。エゴシユウコ役を演じる内木は「ユウコはサキと全然違って、おっとりで感情がちょっと読み取りにくいんですよ。彼氏ができたことがなくて、この恋愛が正しいのかなと思いつつ、ちょっとかわいらしい天然なところがあります」と語った。


谷川は「3人でシェアハウスをしているんですけど、もうひとりの住人が男の子のタカヤマタイシ君って言うんです。サキとユウコがタカヤマくんのことを同時に好きになってしまって、一緒に告白するんです」と説明。内木は「タカヤマ君が「2人選べないから3人で付き合おうか」って言い出します。それぞれの出会いだったり、出来事を通して3人が成長していく成長ラブストーリーです」と紹介した。


初めての役柄を演じる谷川は「朗読劇って本をしっかりしっとり読むみたいのが多かったので、前を見て表情を取りながらという朗読劇がすごく新鮮で楽しいと思います。表情のひとつ一つが伝わるものがたくさんあるので、そこも研究してみました」と明かした。内木は「途中で台本を置いてみんなでわちゃわちゃするシーンがあるんですけど、そういうのも朗読劇ではあまりないと思うので見どころですね」とアピールした。


2人の共演ということで、ファンからの反響も多いそうで、内木は「ファンの方がすごく喜んでくれました。愛梨ちゃんとNMB48時代に“あいここ”って言われてたんですけど、「あいここ共演うれしい。絶対観に行くね」みたいに言ってくれて、すごく楽しみにしていただいています」と話した。


設定にちなみ、実際にシェアハウスでの経験はあるのかと聞かれた谷川は「ないですね。家が遠い子が寮みたいなところに入っていたんですよ」と話すと内木は「わたし寮だったんですよ。寮母さんがいて遠いメンバーが何人か入っていました。キッチンとかも使えたので、みんなで鍋パーティーとかしましたね。そういうのが楽しかったです」と明かした。


最後に作品の見どころを聞かれた谷川は「胸キュンセリフコーナーがあるので、そこは本気でふたりとも毎回考えて、毎公演変えていきます。ストーリーももちろんですけど、そこのコーナーにも注目してほしいです」とアピールした。