【▲ 打ち上げ直後の「長征3号B」ロケット(Credit: CASC, 车元元)】


中国は日本時間2022年11月5日に、中国国営企業「中国航天科技集団(CASC)」が開発した「長征3号B」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた通信衛星「中星19号」は無事に軌道へ投入されたことが、複数の中国メディアにて報じられています。


打ち上げに関する情報は以下の通りです。


■ミッション情報:CZ3B Y91

ロケット:長征3号B(CZ3B Y91)
打ち上げ日時:日本時間2022年11月5日20時50分【成功】
発射場:西昌衛星発射センター(中国)
ペイロード:中星19号(ChinaSat 19)


長征ロケットシリーズの打ち上げは、今回で447回目となります。


■ペイロード情報:中星19号

中星19号は、DFH-4E(東方紅4号E)衛星バスをベースに製造された高スループット通信衛星です。同衛星はCバンド・Kuバンド・Kaバンドに対応しており、主に中国東部や東南アジア、北米西海岸地域などの広範囲をサポートし、太平洋を横断する中国と北米間の航路に高速通信サービスを提供します。


【▲ 参考:DFHシリーズ(Credit: Marketing Development and Recognition of DFH-4 Series Bus Satellites)】


■打ち上げ関連画像・映像

【▲ 輸送中の「長征3号B」ロケット(Credit: CASC, 石立群)】


【▲ 打ち上げ準備中の「長征3号B」ロケット(Credit: CASC, 石立群)】


https://twitter.com/CNSpaceflight/status/1569822730593386498


■打ち上げ関連リンク

直近のロケット打ち上げ情報リスト中国、通信衛星「中星9B」の打ち上げに成功 4K・8K放送をサポート中国、通信衛星「中星2E」の打ち上げ成功 長征6号の打ち上げから30時間でロケット発射へ

 


Source


Image Credit: CASC, Twitter, WeiboCASC - 长征三号乙运载火箭成功发射中星19号卫星CASC(Weibo)

文/sorae編集部 速報班