「宝くじの不時着」コ・ギョンピョ、ダイエットから兵役中に母親を亡くした心境まで“人生に対する態度が変わった”

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コ・ギョンピョが、新作「宝くじの不時着」のビハインドから母親を亡くした悲しみまで、多様な話を公開した。

ソウル三清洞(サムチョンドン)のカフェで最近、映画「宝くじの不時着」の主演を務めたコ・ギョンピョのインタビューが行われた。

「宝くじの不時着」は、風に乗って軍事境界線を超えてしまった当せん金57億ウォン(約5億5千万円)の宝くじをめぐって韓国と北朝鮮の兵士たちが繰り広げる物語を描いたコメディ映画だ。今夏韓国で公開された唯一のコメディ映画として関心を集めた。

コ・ギョンピョは、劇中で除隊まで3ヶ月ほど残っている韓国の軍人で、晩年兵長のチョンウに扮して熱演を披露した。除隊直前に偶然1等の宝くじを拾うキャラクターだ。役作りのために増量するなど、外見にも変化を与えた。

彼は「映画を2ヶ月ほどの短い期間で撮影したんですが、昨日完成版を試写会で初めて観ました。コメディ映画というものは、反応を笑いで直ちに確認することができるので、不安もありました。その即時的な反応がもし出なかったら、参加した人として失望感を抱えて出発しなければいけないのですが、試写会の反応が良かったです。劇場で拍手もたくさんしてくださって、笑いやリアクションも期待以上にしてくださって気持ちよく始めることができました」と話した。

除隊後、取材陣と初めて会ったコ・ギョンピョは、インタビューは4〜5年ぶりだと話した。その間JTBC「プライバシー戦争」、Netflixシリーズ「D.P.」、映画「別れる決心」などを披露し、「宝くじの不時着」をはじめNetflix映画「ソウル・バイブス」、tvN「月水金火木土」などの新作もある。

コ・ギョンピョは除隊後に再び軍隊映画を選択したが、「軍隊の話は難しくなかったです。同年代より遅れて入隊したので楽でした。そこで一緒に過ごした方々にも優しくしていただいて、軍隊に対する良くないネガティブな反応はありません。シナリオと映画の題材が面白かったし、観客としてストーリーの流れが予測できなかったんです。事態がエスカレートして収拾しなければならないし、逆境を乗り越える過程が面白くて参加することになりました」と明かした。

彼は「チョンウのキャラクターに新社会人の純粋さが表れてほしいと思いましたし、見た目はぽっちゃりしてほしいと思いました。だから夜食を本当にたくさん食べて、チキン、ピザなど太れるものは全部食べました。今はすべて元通りになったんですが、映画を撮影しながら89kgまで太っていました。その前の作品が『プライバシー戦争』で、その時はすごく痩せていました。前の桁が7だったんですが、『宝くじの不時着』では序盤は痩せて、急に太って、また痩せて太る姿を見ることができます」とし、10kg以上も増量したと話した。

職業が俳優のため、引き続き体型を管理しているコ・ギョンピョは、「それでも今回の映画は増量だから本当に心が楽だったんです。僕の有名なチャル(短い映像)のように幸せでした(笑)。すごくよかったです。普段から食べることにはケチらないタイプです。美味しいものも食べたいし、友達と一緒にご飯を食べたら、金額は気をせずにたくさん食べます。冷麺を食べるために大田(テジョン)に行ったこともありますし、トッカルビ(韓国式のハンバーグのような料理)を食べるために東豆川(トンドゥチョン)に行ったこともあります。炭水化物が大好きで、キュウリ、パクチー、魚介類以外は全部よく食べます」と話した。

コ・ギョンピョは、過去ネットコミュニティで「ダイエットのアイコン」として有名になり、「入金前後」「ビフォー&アフター」のチャルが話題を呼んだ。

彼は「僕もそのチャルを知っていますが、それが有名になって、『コ・ギョンピョはダイエットが上手、脂肪が落ちやすい人だ』と認識されています。でもそれだけ減量するために、皆が知っているのと同じ苦しみを感じています。僕もすごく大変なんです。痩せるために運動を一生懸命にするし、1つだけに集中的にするのではなく、あれこれたくさんしています。格闘技、水泳、漢江(ハンガン)を頻繁に歩いたり走ったりします。一度歩く時は、10km以上歩きますし、夜食や酒はしません。そうやって減量します。本当に苦しいんです」と打ち明けた。