U-21ドイツ代表としてもプレイしている photo/Getty Images

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17日に行われたエラス・ヴェローナとの一戦を1-2で制したミラン。MFサンドロ・トナーリの決勝ゴールが最大のニュースとなったが、途中出場を果たした21歳DFマリック・チャウの活躍も話題になっている。
 
今夏にシャルケからミランへと加わったU-21ドイツ代表のチャウ。これまでもベンチには度々入っていたものの、ミランデビューを果たすことはまだできていなかった。
 
今回のヴェローナ戦では、トナーリが勝ち越し弾を決めた2分後、FWラファエル・レオンに代わってチャウが登場。1点のリードを守りながら試合を終わらせるという大事な役目をデビュー戦から任された。
 
すると87分、チャウは相手DFファビオ・デパオリの決定的なシュートをゴール前でブロック。90分にもコーナーキックの流れから許したFWミラン・ジュリッチのシュートをブロックし、わずかな出場時間の中で2度ミランを救うプレイを見せた。
 
伊『Gazzetta dello Sport』によれば、ミランファンはチャウに関して、「天から与えられた男」「突然現れた少年」などとSNS上で感想を述べており、彼の出現に盛り上がりを見せた模様。こういった反響も踏まえ、「早くもミランファンのアイドルになった」と同メディアは評している。
 
ここ最近のミランはDFシモン・ケアーが負傷離脱していることもあり、DFフィカヨ・トモリ、DFピエール・カルル、DFマッテオ・ガッビアの3人でセンターバックを回していた。しかし、カルルが右サイドバックも兼任しているため、CBの層はやや心もとなく、チャウが計算できるようになればステファノ・ピオリ監督としても非常にありがたいだろう。
 
伊『CalcioMercato』によれば、ケアーは23日のモンツァ戦で復帰する可能性があるようだが、それでもデビュー戦を良い形で終えたチャウにはまたどこかで出番が回ってくるはず。今後も彼のプレイには注目だ。