東京九州フェリー「巨大化」へ 新日本海フェリーと船入れ替え 新造船だったけど…?
ポジティブな入れ替えと見られています。
東京九州フェリーに「すずらん」「すいせん」
横須賀〜新門司(北九州)を結ぶ東京九州フェリーの船が変わります。同社が2022年8月5日(金)に発表しました。
東京九州フェリーへ新たに就航する「すいせん」(画像:東京九州フェリー)。
2021年7月に航路を新規開設した同社は、新造船の「はまゆう」「それいゆ」を就航させていますが、これらに代わり、11月1日より同じSHKライングループに属す新日本海フェリーの敦賀〜苫小牧東航路で使われている「すずらん」「すいせん」が横須賀〜新門司航路へ就航します。
新日本海フェリーの11月からの配船計画によると、「はまゆう」「それいゆ」は新日本フェリーの舞鶴〜小樽航路へ、同航路の「はまなす」「あかしあ」が敦賀〜苫小牧東航路へ、それぞれ就航し、グループ内で船を入れ替える形になります。
新たに横須賀〜新門司へ入る「すずらん」「すいせん」は2012(平成24)年デビュー。「はまゆう」「それいゆ」の旅客定員268名に対し、613名と大幅に増強されます。
「この入れ替え配船で、観光シーズンを迎える関東圏や九州への船旅を、より多くのお客様に提供する事が可能になります。昨年度の年末年始や年度末には、上り便、下り便とも満席の状態が続きましたが、旅客定員数の増加によってお客様の利便性の向上も期待できます」(東京九州フェリー)
また「すずらん」「すいせん」は個室タイプ客室の数も多く、専用テラス付スィートルームやデラックスルーム、個室ツインルームや和室などの客室を備えているといいます。飲食施設はタブレットオーダー式のレストラン、コース料理を楽しめるグリル、そしてカフェの3つがあるということです。
なお、今回の入れ替え配船は期間限定とされていますが、いつまでかは明示されていません。