北陸道の全線復旧は8月末の見込み 多量の土砂流入 下り線は作業長期化の様相
お盆期間中、けっこう大変そうです。
大型ダンプ4200台分の土砂流入
NEXCO中日本は2022年8月8日(月)、土砂災害により不通となっている福井県内の北陸道について、開通見込みを発表しました。
北陸道の被災状況。8月5日時点(画像:NEXCO中日本)。
8月5日の豪雨により、北陸道は下り線が敦賀IC〜今庄IC間、上り線が武生IC〜敦賀ICのあいだで通行止めとなっています。
上り線については、8月10日(水)をめどに通行止めを解除する見込みだそうです。しかし下り線(敦賀IC〜今庄IC)については、8月末頃の見込みと発表されました。復旧作業の長期化により、お盆の交通にも影響を及ぼすことが予想されます。
上り線は敦賀トンネル付近で大型ダンプトラック約200台分の土砂流入が発生。現在、土砂の撤去などを完了し、土留めの杭などを設置する応急対策工事を実施しているそうです。
一方の下り線は、同じく敦賀トンネル付近で大型ダンプトラック約4000台分にのぼる土砂が流入したといいます。
現在は当該区間の上り線を活用して、上下方向の通行を確保していますが、上り線の通行止め解除後は下り線の一部を活用して、下り方面の緊急車両の通行を確保する予定だそうです。
なお、敦賀市周辺から越前市にかけて、並行する一般道の通行止めも続いています。NEXCO中日本は、関西〜北陸方面の通行について、東海北陸道や一部開通している中部縦貫道を活用した広域迂回を呼びかけています。