サヨナラで決勝戦を制し、喜ぶ横浜ナイン【写真:荒川祐史】

写真拡大

9回まで投手戦を展開、0-0の9回にドラマ

 第104回全国高校野球神奈川大会の決勝戦が27日、横浜スタジアムで行われ、横浜が東海大相模との熱戦を制し、1-0でサヨナラ勝利。2年連続20度目の出場を決めた。両校譲らない投手戦だったが、最終回に巡ってきた好機を逃さず、5年ぶりの頂上決戦を制した。

 東海大相模のエース・庄司裕太投手(3年)、横浜のエース・杉山遥希投手(2年)の見事な投げ合い。9回まで0-0の展開だった。横浜は9回、先頭の岸本一心外野手(3年)が右翼線へ二塁打で出塁。この試合、両校通じて、初の長打が飛び出した。送りバント失敗などもあり、2死まで追い込まれたが、2死二塁から萩宗久外野手(2年)が右前適時打で決めた。

 敗れた東海大相模は元巨人捕手だった原俊介監督が就任後、初の甲子園出場を目指したが、僅差で敗れた。名門校同士の引き締まった好ゲームだった。(Full-Count編集部)