愛車を綺麗に輝かせるにはお手入れ方法とは?車に関わる仕事人にコツを聞いた
モーターショーや新車のディーラー、中古車販売店に展示されている車は、いつもピカピカ。車に関わる仕事をしている人たちは、どうやって綺麗な状態に仕上げているのでしょうか?洗車やお手入れのコツを聞いてみました。
車に関わる仕事人に洗車方法を質問してみた
愛車を綺麗に保つには、洗車を丁寧に行うのが基本条件となるでしょう。
洗車には”手洗い”もしくは”洗車機”と、2種類の洗車方法が存在します。どちらの方法が綺麗な状態を保てるのでしょうか。
手洗い洗車サービスを行っているガソリンスタンド、洗車グッズを多数取り扱っているカー用品店にて質問してきました。
某ガソリンスタンドのスタッフ・A氏はこう語ります。
「綺麗な状態にこだわるなら、手洗いで洗車をしてもらえたらと思います。
時間に余裕がないなどの理由で、洗車機を使い手短に済ませてしまう人が多いですが、あまり繰り返してしまうとボディの塗装に細かい傷がついてしまうのが難点です。
しかし、手洗いなら洗車機のブラシのように力がかかることを避けられるので、ボディへ傷がつく心配が減ります。
弱アルカリ性のカーシャンプーと柔らかいウレタン製スポンジを用意して、手順を間違えなければみなさんも手軽に洗車ができるのでチャレンジしてもらいたいですね。」
また、某カー用品店の販売スタッフ・B氏はこう語ります。
「丁寧に洗車をしたいなら、手洗いがよいかと思います。
洗車機で使われているブラシの性能が上がってきているので、ボディの塗装を傷つけてしまうリスクは減っています。しかし、スポンジを使い手作業で優しく汚れを落としてあげたほうが傷がつきにくく綺麗な状態を保てるのではないでしょうか。
私どものようなカー用品店にいらっしゃれば、車の状態や季節ごとにあった洗車グッズをおすすめできますし、洗車方法に詳しいスタッフもいるので、気軽に足を運んで質問していただきたいですね。」
■炎天下や風の強い日の洗車は避けよう
上記に加えて、洗車方法について共通して回答してもらえたポイントをピックアップしました。
シャンプーを使う前に表面の汚れを水で洗い流す ボディの上部から下に向かって汚れを落としていく 水滴を残さずボディをふき取る タイヤのホイールや窓ガラスを洗うのも忘れない 曇りの天気で涼しい時間帯に洗車をする両名とも、最初に水でボディ表面の汚れを洗い流したり、スポンジとシャンプーを使ってボディを磨くときは上から下に向かって洗ったりするなど5つのポイントを共通して挙げていました。
また、炎天下や風の強い日に洗車をすると、汚れをふき取る前に水気が乾いてしまい、風に乗って汚れが再びボディに付いてしまうため逆効果となります。
雲がかかっていて風の強くない日に洗車をすれば、効率よく車を綺麗な状態に仕上げられるでしょう。
普段の使い方で気をつけることやお手入れ方法も質問してみた
車を綺麗な状態で保ちたいなら、使う習慣や洗車以外のお手入れにも気を配るとよいでしょう。清潔な状態を保てるかどうかで、車を売却しなければならない時でも査定額に影響が出るようです。
とある中古車販売店の販売スタッフは次のように語ります。
「ボディばかりに気を取られがちですが、車内の状態も清潔に保たれているかどうかで車の見栄えが違ってきます。
特にやってはいけない習慣に挙げたいのは、車内で食事をしたり、タバコを吸ったりすることですね。
ハンバーガーショップのドライブスルーを利用したり、コンビニエンスストアで買ったお菓子をお子様に買い与えて食べさせたりする場面で、食べこぼしが車内に残ってしまうと異臭やシートの汚れに繋がってしまいます。
タバコを吸っても、匂いが残ったりするほか、吸い殻を車内にこぼすとシートを焦がして汚れとなってしまいます。
これらの要素だけでも、お売りいただく際の印象が悪くなってしまうほか、マイナス査定に繋がりやすいので、車を綺麗にお使いになられるなら習慣付けないようにすべきだと思います。」
ボディの見た目は綺麗でも、車内にはゴミが散らかっていて汚れが随所に見られてしまっては本末転倒です。車内での飲食や喫煙を止めるだけでも、掃除にかかる負担が減りますし、落としにくい汚れが付くのを防ぐ効果が期待できるでしょう。
また、車内から窓ガラスの内側を常に磨くようにしたり、インパネやダッシュボード、コンソールボックスなどホコリが溜まりやすい箇所をマイクロファイバータオルで拭いたりすると、清潔な状態を保てます。
外も中も綺麗・清潔に保って、愛車と快適なカーライフを送りたいものですね。