マルセイユで結果を残してきたカマラ photo/Getty Images

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行き先としてはやや意外だったかもしれない。23日、プレミアリーグのアストン・ヴィラはマルセイユとの契約が満了を迎えるフランス人MFブバカル・カマラの獲得を発表した。

カマラはフランス国内でも大いに期待されている守備職人で、守備的MFとセンターバックの両方を担当できる。今季はマルセイユでキャプテンマークを巻くゲームもあり、リーグ戦34試合に出場。チームは2位と躍進を果たした。

ただ、新天地となるアストン・ヴィラは今季のプレミアリーグを14位で終えているクラブだ。リーグ・アン2位のクラブからプレミア14位のクラブに向かうことになり、この判断に疑問の声も出ている。

仏『RMC Sport』によると、かつてパリ・サンジェルマンなどでプレイしたジェローム・ロタン氏はプレミアの中堅クラブへ向かったカマラの判断に疑問も抱いている。

「分からない。アストン・ヴィラにはスター選手がいるだろうか? Noだ。したがって、彼らはプレミアのトップポジションを争うチームではない。彼らがトップ10に入るとすれば驚きであり、欧州カップ戦出場権を確保する可能性もほとんどない。代表クラスの選手がイングランドで14位のクラブに身を捧げるのか? カマラはベルトラン・トラオレやモルガン・サンソンとプレイするのか? 彼はアストン・ヴィラで選手として次のレベルへ達するのに苦労するだろう」

アストン・ヴィラにも完全移籍に切り替わったMFフィリペ・コウチーニョなど実力者はいる。ただ、欧州カップ戦出場権を確保できるかは意見が分かれる。来季アストン・ヴィラがそこまで順位を上げればサプライズと言っていい。

果たしてカマラはアストン・ヴィラで選手として成長できるのか。年齢的にはアストン・ヴィラを挟んでさらなるステップアップを果たすことも可能だが、リーグ・アン2位からプレミア14位への移籍には様々な意見があるようだ。