iMac Pro
Apple

強力な「Mac Studio」と27インチ5Kディスプレイ「Studio Display」の登場と入れ替わりに、27インチiMacの販売がひっそりと終了しました。その後継機である27インチ画面の「iMac Pro」が準備中との噂もありましたが、もはや事実ではない可能性が浮上しています。

米9to5Macが情報筋から聞いた話によると、アップルは3月現在、より大きな画面(24インチ以上の)iMacを近い将来にリリースする予定はないとのことです。この情報筋は、Mac StudioとStudio Displayの計画を事前に知らせたのと同じだそうです。

新たなAppleシリコン「M2」を搭載したMacが開発中であり、それには次期MacBook Airや13インチMacBook Pro、新型Mac miniが含まれているとの予想は先日もお伝えしました。しかしiMacについては、今のところ新型が投入される予定はないようです。

また「より広い画面」だけではなく、M1 ProやM1 Max、M1 Ultraなどを搭載したバージョンもなさそうとのことです。9to5Macが見た情報によると、アップル社内では新型24インチiMacを2023年リリースを目指して開発しているものの、それにはハイエンドプロセッサ(M1 ProなどM1の上位チップ)が搭載される見込みは薄いと伝えられています。

もちろんアップルの計画は変更される可能性があり、この噂通りに事が運ぶとは限りません。しかし情報筋の見方では、アップルはMac Studioと次期Appleシリコン搭載Mac Proをプロフェッショナルユーザーに普及させることに注力している(だからプロ向けiMacには注力しない)とのことです。

ここ数カ月にわたり27インチiMac Proが出るとの予想が盛り上がっていましたが、最初に言い出していた(おそらく)ディスプレイ専門アナリストが否定に転換しています。なぜ空振りに終わったかと言えば「Studio DisplayにWebカメラとSoCが内蔵されていたので、情報筋がiMacと勘違いしていた」と説明されていました。

アップルは9日の「Peek Performance」イベントでMacのAppleシリコン移行を語る際に「もう1つ、Mac Proが残っている」「それは別の日に改めて」と予告していました。まもなく真打ちの次期Mac Proと外付けディスプレイの上位版「Studio Display Pro」がセットでお披露目されるのかもしれません。

Source:9to5Mac