仕事をサボるということに罪悪感を持ってしまう人もいるのではないでしょうか。本記事では、程よく上手に息抜きをするための方法や注意点などを解説しています。心身をリフレッシュすることで、より良い仕事の効率化になりますので、ぜひこの記事を参考にしてください。

ご祝儀袋のマナーは難しい?

結婚式などでご祝儀を用意する際には、ご祝儀袋のデザインの選び方やお金の入れ方など迷いやすいポイントが存在します。

結婚式のご祝儀のマナーとしてはふさわしくない水引、お金の向きや袱紗のたたみ方があるため、場面に合わせたマナーをふまえてご祝儀袋を準備できるようしっかり確認しておきましょう。


ご祝儀袋の水引の種類と使い道

ご祝儀袋の水引には種類があり、それぞれに適した使い道があります。結婚のご祝儀であれば、結び切りと結び切りの一種であるあわじ結びを選びましょう。また、卒業や入学、出産などには蝶結びの水引を使用します。

使い道と異なる水引を使用すると失礼にあたり、不快な思いをさせてしまう事があるため、どの水引を使うべきか確認しておきましょう。


結び切り

 結び切りは、一度結ぶと簡単にはほどけません。そのため、一度きりであってほしい祝い事に使用します。例を挙げると、結婚祝いや快気祝いです。

 また、結婚祝いや快気祝いの内祝いにも適しています。


蝶結び

 蝶結びは何度も結びなおす事が可能です。そのため、何度繰り返してもいいお祝い事である入学・卒業などの子供の成長にかかわる行事や、出産・長寿のお祝いに用います。お中元・お歳暮やその内祝いにも使用されます。

 幅広く使用される蝶結びの水引ですが、何度繰り返してもいいお祝い事ではないため、結婚や快気祝いには使用しないようにしましょう。


あわじ結び

 あわじ結びは、結び切りを応用した水引の一種です。縁起ものであるアワビに似た形をしていることから、あわじ結びと呼ばれるようになったと言われています。

結び切りの一種であるため、結婚祝いなど一度きりであってほしいとされるお祝い事に用います。


ご祝儀袋の水引の色

 水引には金銀、紅白、白黒、黄白などの色があり、濃い色が右に、薄い色が左になるよう結んであります。

ご祝儀袋には紅白の水引が使われる事が多いですが、結婚祝いには金銀の水引も使用する事ができます。

 白黒、黄白の水引については御香典などお悔み事に使用する色であるため、お祝い事の際には使用しないようにしましょう。


ご祝儀袋にお金を入れる際のマナー

 ご祝儀袋にお金を入れる際には、向きをはじめ新札を使用するなどのマナーがあります。

お金の向きや上包みの折り方は、お悔み事の際とは逆になっている部分があるため、失礼に当たらないよう確認しておきましょう。


お金は最初に肖像画が見える向きで入れる

 ご祝儀袋の表側から取り出した際に、お札の向きは肖像画が表にかつ上部になるように入れます。ご祝儀袋の表側からお札を取り出したときに、すぐに肖像画が見える向きと覚えておきましょう。


慶事には新札を使う

ご祝儀にはシワのない、きれいなお札を入れればよいと思っている方もいますが、ご祝儀に適しているのは未使用の新札とされています。お祝いするのを準備して心待ちにしていたという事を示すためです。

 どうしても準備できない場合は、シワのないきれいなお札を包むとよいでしょう。結婚式の当日などではなく、前もって銀行などで新札を用意しておくようにしましょう。


中袋・中包みは基本的には封をしない

 市販のご祝儀袋の中袋は封筒型のものが多く、封はのり付けするべきだと思っている方も多いのではないでしょうか。

 しかし、中袋はもともと奉書紙という高級な和紙などでお金を包むものとされています。奉書紙はのり付けなど封をせずにお金を包むだけのものであり、同様に中袋の封も閉じないのが正式なマナーとされています。

 また、封をしないのは開封する新郎新婦など受け取った者に手間がかかるためという理由もあります。

 ただし、中袋の封を留めるためのシールが付属しているご祝儀袋もあります。シールは簡単に剥がせるようになっているため、その場合にはシールを使用しても問題ありません。


購入した際に入っていた厚紙は外す

ご祝儀袋を購入した際に入っていた厚紙は、販売時や輸送時の型崩れを防ぐために入っているものです。お金を包むときには外しましょう。

 ただし、厚紙が簡単には抜けないご祝儀袋の場合は無理に抜こうとせずに、厚紙を入れたままお金を包みましょう。


中包みと上包みは正しく折る

 中包みは封筒型の事が多く、封筒型以外の場合でも折られた状態で販売されている事が多いとされています。封筒型でなかった場合には、もともとの折り方を忘れないよう折り方を確認しながら開きましょう。

 ご祝儀袋の上包みは、上の折り返しの上に下の折り返しを重ねる事がマナーです。逆に、下の折り返しに上の折り返しを重ねるのは御香典などお悔み事の際の折り方になってしまいます。

ご祝儀袋は下の折り返しを重ねるように折りましょう。この上包みの折り方には上を向く、運が向くといった意味が込められています。


お金の入れ忘れに注意しよう

ご祝儀を渡す事は強制された事ではなく、お祝いの気持ちとして善意で渡す事が一般的です。

 そのため、新郎新婦がご祝儀袋を受け取り開封したところお金が入っていなかったとしてもなかなか言いづらいでしょう。入れ忘れていた場合、その後の関係に影響が出てしまう可能性があります。

お祝いの気持ちがトラブルの種にならないよう、ご祝儀袋を閉じる前に中身を確認しておきましょう。


ご祝儀袋は袱紗に包んだ方がいい?

結婚式などにご祝儀を持って行く場合には袱紗に包んで持っていくようにしましょう。

 袱紗を使用する理由は、ご祝儀が折れたり汚れたりしないようにするためです。また、礼儀を尽くし気持ちを共有する心遣いを示すためという理由もあります。

 袱紗の色とたたみ方にもマナーがあるため、確認しておきましょう。

 ご祝儀袋を渡す際は袱紗ごとバッグなどから取り出し、袱紗を左手の上に乗せます。右手で袱紗を開いてご祝儀袋を取り出し、相手から見て正面になるよう右に回転させて渡しましょう。


袱紗の色

 袱紗には暖色系から寒色系まで様々な色があります。

ご祝儀袋を包む際は、赤、ピンク、オレンジなどの暖色系の色または紫の袱紗を使用しましょう。

 暖色系の中でも明るい色の袱紗は、喜びの気持ちを表します。例をあげると赤、ピンク、オレンジなどがご祝儀袋を包むのに適した色です。

 寒色系の紺やグレーは悲しみの気持ちを表し、御香典を包む際に使用され、紫の袱紗はお祝い事とお悔やみ事どちらにも使用する事ができるとされています。


袱紗のたたみ方

 袱紗には台付き袱紗や爪付き袱紗といった、ご祝儀袋や御香典を包むタイプと、金封袱紗のようなご祝儀袋やお香典を挟むタイプがあります。どのタイプの袱紗を使用してもマナー上問題はありません。

 注意すべき事は袱紗のたたみ方です。包むタイプの袱紗と金封袱紗ともに、お祝い事の際には右開きになるよう袱紗をたたみます。左開きはお悔み事の際のたたみ方であるため、間違えないよう注意しましょう。


ご祝儀袋のお金の向きや包み方に注意しよう

この記事ではご祝儀袋のマナーについて説明してきました。

 ご祝儀袋を購入する際は水引の種類や色を確認し、用途に合わせて使用しましょう。お金を入れる際には、まずあらかじめ新札を用意し、取り出してすぐに肖像画が見えるように向きを確認してから入れます。

 また、お金の入れ忘れはトラブルに発展する可能性があるためよく確認しておきましょう。

 これらのマナーを誤ると失礼にあたる事があります。<お祝いの気持ちが相手に伝わるようマナーをしっかり確認してご祝儀を渡しましょう。