Mac Pro
Apple

アップルのサプライチェーン情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は先週末にTwitterに現われ、第3世代iPhone SEにまつわる情報をつぶやいていました。それに続いて今後どのような新型Macが登場するかの予想を発信しています。

まずKuo氏は、今年(2022年)に「パワフルなMac miniと買いやすくなった外付けディスプレイ」が出ると述べています。ディスプレイの画面サイズは27インチで、ミニLEDバックライト付き液晶画面ではないとのこと。

ちょうど先週、アップルが7K解像度の外付けディスプレイを開発中だと噂された直後のことです。しかし最高級ディスプレイ「Pro Display XDR」でも32インチかつ6K(6016×3384)であり、27インチで7Kは技術的にも人間の目にも厳しいと推測されるため、そちらとは別の製品と思われます。

さてKuo氏の予想に戻ると、次期iMac ProとMac Proは2023年まで登場しそうにないとのことです。この見通しはアップル公式の「(2020年末から)2年間でMacを自社開発のAppleシリコンに移行する」との約束と矛盾するほか、Bloombergの「2022年内に7台以上の新型Macが登場する」との予想とも対立するものです。

おおよそKuo氏の予想はサプライチェーン情報筋に基づいていますが、やはりディスプレイ関連のサプライチェーンに精通するRoss Young氏は「次期iMac Proは夏頃に発売」と述べていました。Young氏はミニLED関連パーツの調達状況からそう判断している一方で、Kuo氏はその他のチップ不足や新型コロナ禍による生産の混乱を考慮しているかもしれず、さらなる続報を待ちたいところです。、

ともあれBloombergも、次期Mac miniが「開発完了した」外付けディスプレイと同時に9日のイベントで発表される可能性を示唆していました。もちろん9日もKuo氏のいう「今年」のうちであり、いよいよ両製品がまもなく登場すると期待できそうです。

かたやKuo氏は噂の13インチMacBook Pro後継モデルについて「一部の人はリリースされると言ってるが、アップルが時代遅れのフォームファクタデザイン製品をアップグレード(M1チップ後継の「M2」プロセッサ搭載により)したいと思っているか疑問です」との趣旨を述べています。

あと1日と少しに迫ったスペシャルイベントで登場するMacは、新型Mac miniだけなのかもしれません。

Source :Ming-Chi Kuo(Twitter)