AndroidからChrome OSへのWi-Fiパスワード共有、Nearby Share機能で準備中

米Googleのデバイス間データ共有機能「Nearby Share」で、AndroidスマートフォンからChrome OSへのWi-Fiパスワード共有機能が開発されていることが伝えられています。Chrome OSの開発コードから判明しました。

Nearby Shareは2020年に提供が開始された機能で、Androidスマートフォン同士やChromebookとのワイヤレスファイル共有が可能です。また、Android 12搭載スマートフォン同士ならば、Wi-Fiパスワードの共有もできます。年内には、Windows PCとのファイル共有機能も提供される予定。

今回、開発コードから発見されたのは「chrome://flags.Nearby Sharing」内の「Nearby Sharing Receive WiFi Credentials(WiFi認証情報の受信)」というフラグ。このフラグを有効にすることで、Android 12搭載スマートフォンからWi-Fiネットワークへの接続に必要なネットワーク名、セキュリティ方式、パスワードなどの情報を受信することができます。

今回の発見で気になるのは、Chrome OSからAndroidへの方向でのWi-Fiパスワード共有について触れられていない点。ただし、こちらも現在開発が進められている可能性は十分にあります。

こうしたデバイス間のファイル/Wi-Fiパスワードの共有機能は、米アップルの「AirDrop」ですでに実現していますが、GoogleもAirDropに対抗すべく、Nearby Shareの機能を着実に拡大しようとしているようです。

Source: Chromium Gerrit

Via: 9to5Google