尾道市の観光スポットでイノシシ被害 広島
県内有数の桜の名所尾道市の千光寺公園、尾道を一望できる人気の観光スポットでもありますが、いまある異変が起きています。
寺田琢哉記者「こちらの広場一面に芝生が張られていたということなんですが、掘り起こされてしまっています」
芝生はめくりあがり下の土が見える状態が広場のいたるところで出ています。
この”犯人“の姿を尾道市が設置したカメラがとらえていました。
先月末のある夜の映像。暗闇で光る2つの目走り抜けますが、よく見ると特徴的な鼻が…県内各地で農作物などへの被害が問題となっているイノシシです。
尾道市農林水産課 中浜昌二課長「芝生の下に昆虫の幼虫のようなものがいて、イノシシはそういったものを餌にしていますので鼻で掘り返しているのではないか」
公園での被害は10年以上はなかったそうですが、昨年末から園内2カ所で大きな被害が確認されました。
桜が植えられ花見を楽しめる広場がイノシシの標的に…
この時期に被害をうけた原因として展望台の建て替え工事とコロナ禍の影響が考えられるといいます。
尾道市農林水産課 中浜昌二課長「観光客の人が少なくなって来ていますので、人が少なくなったという様子を見た警戒心の強いイノシシが警戒心を解いて
侵入してきているのではないか」
3月中には展望台の工事も完成予定。
尾道市は被害の状況をみながら芝生の復旧や、侵入防止のため柵の設置などを行うということです。