特別養護老人ホーム経営の如水会(岐阜)が民事再生 新型コロナの感染拡大や看護師不足が影響 負債約65億円
かつて愛知県豊田市で総合病院を運営していた
社会福祉法人如水会(TDB企業コード:450348298、登記面=岐阜県揖斐郡大野町大野上城東742-14、理事長佐々木史郎氏)は、2月1日に岐阜地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は大日方史野弁護士(東京都千代田区大手町1-1-2、西村あさひ法律事務所、電話:再生対策室0595-82-3210)。
当法人は、2008年(平成20年)3月設立の病院などの経営業者。特別養護老人ホームを岐阜県大野町と三重県亀山市で運営するほか、2018年1月には愛知県豊田市に病床数200超の総合病院を開業。各施設周辺の高齢者や住民を対象に運営を行い、2020年3月期には年収入高約26億1400万円を計上していた。
その後も、新型コロナウイルスの感染拡大や看護師不足などもあり業績は伸び悩み、2021年11月には豊田市の病院の事業を同業者に譲渡。特別養護老人ホーム2拠点の運営での再建を図るべく、今回の措置となった。
負債は約65億円の見込み。