iPhone SE
Chris Velazco/Engadget

次期iPhone SEがまもなく発表されると予想されるなか、その製品名が「iPhone SE+5G」になることや、2023年には5.7インチ画面の新たなSEモデルが登場するかもしれないとの予想が伝えられています。

このウワサの発信源は、ディスプレイ業界コンサルタントのRoss Young氏です。同氏はアップル未発表製品のディスプレイについて信頼できる情報源であり、ここ1年内でも第6世代iPad miniの画面サイズが8.3インチになることや、14インチ/16インチMacBook Pro(2021)が最大120Hzの可変リフレッシュレート対応ミニLED画面を搭載することを正確に予想していました

さてYoung氏はツイートにて、次期iPhone SEは廉価モデルとして初めて5Gに対応するため「iPhone SE+5G」と呼ばれるだろうと述べています。また4.7インチの液晶画面になるとの予想は、他のアナリストやリーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)とも一致しています。

アップルは現行モデルを単に「iPhone SE」と呼んでおり、次期モデルの製品名がそれとは異なる可能性が出たのは今回が初めてのことです。とはいえ、先代と同じ4.7インチ画面とすれば、これまで大画面モデル用とされた(iPhone 7 Plusなど)「Plus(+)」が付くとしたら奇妙なことにも思えます。また「5G」という言葉も、13年以上も前の「iPhone 3G」への先祖返りのようでもあり、少しあり得にくい感もあります。

またYoung氏は、以前2024年発売を予想していたもう1つの「iPhone SE」についても言及しています。そちらは2024年よりも2023年に発売される可能性が高いとしつつ、画面は5.7インチか6.1インチになるとのことです。

これまでの噂話を総合すると、次期iPhone SEは先代の「4.7インチ画面や正面にTouch ID内蔵のホームボタン」などの(iPhone 8と同じ)筐体デザインを引き継ぎながらも、最新のA15 Bionicチップを搭載して5G対応するといったところです。その次のSEモデルについては、iPhone XR/11のような全画面デザインとなり側面Touch IDボタンを備えるとの予想が有力となりつつあります。

すでに次期iPhone SEはテスト生産が開始され、2022年初頭の発売に向けて量産準備が進んでいるとの噂話もありました。価格が269ドル(約3万1000円〜)との予想が本当だとすれば、ミドルレンジの5Gスマートフォン市場に大きなインパクトをもたらしそうです。

が、2017年発売のiPhone 8と同じ見かけのデバイスには物欲がそそられない、もう少し画面が広いTouch ID対応iの新型Phoneが欲しい人は、あと1年ほど様子見した方がいいかもしれません。

Source:Ross Young(Twitter)

via:9to5Mac