楽天モバイルが楽天回線のエリアマップを12月1時点のデータに更新!

楽天モバイルは28日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス「Rakuten UN-LIMIT VI」( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )において新たに新潟県十日町市・南魚沼市や京都府宇治市、山口県岩国市などの24道県41地域を楽天回線エリアに追加したとお知らせしています。

また合わせて同社の公式Webサイトにて公開している4Gおよび5Gのサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/ )を更新し、4Gでは新たにサービスエリアマップは2021年12月1日のデータとなっており、これまで「現在」と「2022年1月末」および「2022年3月以降」の対応予定エリアとなっていましたが、これが「現在」と「2022年2月末」および「2021年4月以降」の対応予定エリアとなっています。


楽天モバイルでは楽天回線による正式サービス「Rakuten UN-LIMIT」を昨年4月に開始し、楽天回線エリアにおけるデータ通信は使い放題、専用アプリ「Rakuten Link」での音声通話・SMSも無料で月額3,278円(金額はすべて税込)で使え、さらに今年4月からは新料金のRakuten UN-LIMIT VIにアップグレードされ、1GB以下なら月額0円(無料)、3GB以下ならげ月額1,078円、20GB以下なら月額2,178円、使い放題で月額3,278円となっています。

さらにRakuten UN-LIMIT VIではRakuten Linkでの音声通話・SMSはカウントフリーとなるため、月1GB以下の月額0円でも音声通話・SMSは使い放題となるとのこと。なお、楽天回線エリア以外ではパートナー(au)回線のローミングサービスにて月5GBまでは追加料金なしで高速データ通信が使え、月5GBを超えても最大1Mbpsで利用できます。


京都府宇治市の12月1日時点のRakuten UN-LIMIT VIの4Gエリア

そんなRakuten UN-LIMIT VIですが、当面の最大の課題は楽天回線エリアの拡大となっており、MNO参入のために総務省に提出した新規開設計画を5年前倒ししてエリア拡大を行っています。そうした中で最近は比較的頻繁に楽天回線のエリアマップが更新されており、今回も前回の12月6日(11月5日時点)から1ヶ月弱とぶりでの更新となりました。今回の新たに追加された地域は以下の通り。

・北海道愛別町
・北海道美瑛町
・北海道音威子府村
・北海道中頓別町
・北海道利尻富士町
・北海道清水町
・北海道池田町
・岩手県雫石町
・秋田県井川町
・山形県酒田市
・山形県河北町
・山形県大江町
・山形県遊佐町
・福島県浅川町
・群馬県千代田町
・新潟県十日町市
・新潟県南魚沼市
・山梨県西桂町
・長野県須坂市
・長野県茅野市
・長野県軽井沢町
・三重県紀宝町
・京都府宇治市
・京都府与謝野町
・奈良県平群町
・和歌山県紀の川市
・島根県益田市
・島根県安来市
・岡山県玉野市
・山口県岩国市
・山口県柳井市
・山口県周南市
・徳島県鳴門市
・徳島県美馬市
・香川県東かがわ市
・高知県香南市
・福岡県須恵町
・長崎県諫早市
・熊本県玉名市
・宮崎県国富町
・鹿児島県霧島市

※記載のエリアでも楽天回線エリアに該当しない場合があるとのこと。


京都府宇治市における12月1日時点の2022年2月末のRakuten UN-LIMIT VIの4Gエリア対応予定



京都府宇治市における12月1日時点の2022年4月以降のRakuten UN-LIMIT VIの4Gエリア対応予定

なお、すでに紹介しているように昨年後半から今夏に人口カバー率96%を目標としていましたが、世界的な半導体不足などの影響によってこれを断念し、現在は来春96%超えを目標としています。ただし、同社ではすでに契約締結済基地局を含む見込み人口カバー率はすでに96%を達成しており、半導体供給の不足が解消次第達成の見込みだとしているほか、9月末時点で人口カバー率94.3%に達していることを明らかにしています。

その他、Rakuten UN-LIMIT VIではローミングによるパートナー(au)回線エリアについては2026年3月31日までは「東京23区、名古屋市、大阪市および局所的なトラヒック混雑エリアを除く全国エリア」および「地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設や観光名所等の一部」で使えるものの、都道府県ごとに楽天回線エリアの人口カバー率が70%を上回った時点でKDDIとの協議をもってローミング提供の継続・終了が決定されます。

すでに東京都や大阪府、愛知県、奈良県、宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、静岡県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、広島県、愛媛県、福岡県、北海道、青森県、秋田県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、三重県、鳥取県、岡山県、山口県、徳島県、香川県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県の一部で順次、KDDIによるローミング提供が終了しています。

また原則として一部地域を除いて東京都は2021年3月末に楽天回線に切り替え済みなほか、千葉県と神奈川県は2022年3月末、埼玉県および茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、愛知県、滋賀県、大阪府、兵庫県は2023年3月末にかけて切り替え予定となっています。さらに地下鉄や地下街などについてもauローミングが順次終了しているということです。

記事執筆:memn0ck


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