ブラックティーとは?おいしい淹れ方と楽しみ方をご紹介

ブラックティーとは?

「ブラックティー」とは英語で「紅茶」のこと。「ティー」は紅茶を指すことが多いのですが、広い意味ではお茶全般のことなので、正確に紅茶を伝えたいときにブラックティーと言います。

基本的にはダージリンやアッサムなど、茶園から採取した茶葉そのものの香りや味わいを楽しめる紅茶を指しますよ。また、2種類以上の無着香の茶葉をブレンドした紅茶もブラックティーと呼びます。

アップル、ピーチ、キャラメルなど人工的に香りづけをした着香紅茶は「フレーバードティー」。一般的にはブラックティーに含まないことが多いようです。

紅茶がブラックティーと呼ばれる理由

紅茶がブラックティーと呼ばれる理由は、茶葉の外観から。緑茶を発酵させたところ茶葉の色が黒っぽく変色していたことから、ブラックティーと呼ぶようになったと言われています。完全に発酵させたお茶が紅茶、無発酵茶が緑茶。紅茶も緑茶も、もとは同じ「茶の樹」から作られているんですよ。

ブラックティーはストレートティーを指すこともある

イギリスで伝統的に愛されている紅茶の飲み方はティーウィズミルク(ミルクティー)。イギリスではティーというとミルクティーを指すので、ミルクやレモン、砂糖など何も加えず茶葉本来の味や香りを楽しめるストレートティーのことをブラックティーと呼ぶこともあるようです。

ブラックティーの楽しみ方

ブラックティーの味や香りは、産地や収穫シーズンによってもさまざまですが、共通しているのは紅茶本来の風味を味わえるということ。自然の恵みそのままに、季節や産地により異なる風味や香りを楽しめるのがブラックティーの大きな魅力です。

春、夏、秋と年に3回旬が訪れるダージリンティーを季節ごとに味わったり、世界三大銘茶であるダージリン、キームン、ウバを飲み比べたりなど、産地ごとの味わいの違いを楽しむのもおすすめですよ。

ブラックティーの基本の淹れ方

ホットティー

ブラックティーの香りや味わいを一番ダイレクトに感じることができるのがホットティーです。おいしく淹れるコツは、酸素をたっぷり含んだ汲みたての水を使うこと、温めたポットに正確にはかった茶葉を入れ、沸かしたての熱湯を注ぎ、しっかりと蒸らし最後の1滴まで注ぐこと。

茶葉の量はカップ1杯につきティースプーン1杯。細かい茶葉ならすりきり、大きめの茶葉なら山盛りです。蒸らし時間は茶葉の大きさにより変わります。細かい茶葉なら1~2分、大きな茶葉なら2~3分が目安ですよ。

アイスティー

アイスティーはさまざまな作り方がありますが、一番手早くできるのは2倍の濃さで作った紅茶を氷で冷やして作る「オンザロック」です。

アイスティーを入れるときにも大切なのは、おいしく紅茶を淹れること、アイスティー向きの茶葉を選ぶことがポイントです。セイロンのキャンディーやインドのニルギリがおすすめですよ。

熱湯からアイスティーを作ると白く濁りやすいので、氷をたっぷり入れたグラスに紅茶を注ぐこと、最後の1摘は入れないこともコツの1つです。

どんなアレンジが合う?

ブラックティーはミルクやフルーツとも相性バツグン!ミルクティーなら濃厚なコクが楽しめるインドのアッサムや、アッサムがブレンドされたブラックティーがおすすめ。

フルーツティーにするなら、クセがなく紅茶らしい風味の茶葉がぴったり!インドのニルギリはレモンティー、セイロンのキャンディやディンブラはフルーツによく合います。

お気に入りのブラックティーでティータイムを楽しもう

ダージリンやアッサムなど産地や季節ごとに異なる風味を楽しめる無着香の紅茶を、一般的にブラックティーといいます。

産地や季節、また紅茶ブランドによって、香りも味わいもバラエティー豊かなのがブラックティーの最大の魅力。お気に入りのブラックティーを見つけて、お好みの淹れ方でティータイムを楽しんでくださいね。