<芋の達人、教えて!>甘くないサツマイモ。どうやったら美味しく食べられる?農家に聞いた見分け方も
ホクホクの焼き芋、大学芋やスイートポテトなど、サツマイモの甘さが美味しい料理はいろいろありますね。ところで目の前にあるサツマイモが甘くなかったら、みなさんはどうしますか? ママスタコミュニティには、サツマイモについて相談が寄せられました。
この問いかけにママたちからは、料理のアイデアが次々とコメントされました。
調味料で甘くする!やっぱり甘いサツマイモ料理が食べたい
サツマイモといえば、やはり「甘くなくちゃ!」と考えるママたちからは、砂糖などを加えて甘くする料理が提案されました。
甘くないサツマイモなら、調味料を加えて甘い味付けをするとコメントするママたち。このほかにも、芋ようかんや甘露煮、サツマイモプリンやアップルポテトパイなどがあげられました。サツマイモ本体の甘さが足りないなら、調味料で補って美味しい甘さを作っていくわけですね。
甘くない味を生かしたサツマイモ料理
甘くないサツマイモはちょっと残念ですが、甘くなくても美味しく食べられる料理もありますよね。
あまり甘みを感じなくても、サツマイモを美味しく食べられる料理もありますね。素揚げや塩バター焼きなどは、お酒のお供にもなりそう。「サツマイモは甘いもの」とこだわらずに料理するのもありではないでしょうか。ママたちから寄せられたサツマイモ料理のアイデア。どれも美味しそうですね。
甘くないサツマイモを甘くするには?
筆者は東北の農業が盛んな地域に住んでいるのですが、サツマイモを甘くする方法について農家さんから教わったことがあります。
筆者の住んでいる地域では10月ころの晴れた日に、家の前に新聞紙などを広げサツマイモを並べている光景をよく見かけます。農家の方の話によると「サツマイモの収穫は9、10月だけど美味しく食べられるのは11月過ぎから。暖かいうちは日中は外でサツマイモを広げておき、夜間は家の中に入れる。霜が降りるようになったら室内で新聞紙などにくるんでおくと良い。こうしておけばサツマイモが甘くなる」とのこと。保存することでサツマイモに含まれるデンプンがショ糖などの糖類に変化するそう。そのぶん甘みを感じられるわけですね。サツマイモは寒さに弱い食材ですので、室内で保存する際には冷蔵庫には入れず、新聞紙などにくるんで常温で保存してくださいね。
参考:千葉県 千葉県農業改良普及情報ネットワーク「さつまいもの貯蔵による変化とポイント」
参考:大阪市 産業・ビジネス 「市場発・食の情報(No.7)」
加熱することで甘みを増す方法もあります。70度前後の温度を長く保つことで、デンプンがきれいに糖化され甘くなりますので、焼き芋などを作るときは弱火でじっくり時間をかけて焼くことをおすすめします。
参考:茨城県 地域の農林水産振興「ほしいものつくり方」
美味しいサツマイモの見分け方
さらに農家さんは、甘くて美味しいサツマイモを見分けるコツも教えてくれました。サツマイモをよく見ると写真のように切り口に黒い色をした筋や塊がついているものがあります。この黒いものがついているサツマイモが、美味しいサツマイモのひとつの目安なのだそう。汚れているように思うかもしれませんが、これはヤラピンというサツマイモの成分です。体に悪いものではありませんので安心して購入してください。
参考:大阪市 産業・ビジネス 「市場発・食の情報(No.7)」
簡単オススメ。サツマイモご飯の作り方
サツマイモが大好きな筆者と子どもたち。秋から冬にかけてキッチンにはいつもサツマイモがあり、天ぷらや豚汁、スイーツにと大活躍してくれます。そんなわが家で大人気のサツマイモ料理は、サツマイモご飯です。
米3合
サツマイモ150g
白だし15ml
サツマイモの甘みが足りなければ、みりんを少々
サツマイモを1センチ四方のサイコロ状にカットし、5分ほど水に浸けておきます。お米は研いだら、お米3合の水加減にします。そこへ水をきったサツマイモと白だし(必要であればみりんも)を入れて炊飯器で炊けば、サツマイモご飯のできあがりです。
簡単に作れるのにとっても美味しいサツマイモご飯。残ったら小さめのオニギリにして冷凍しておけば、オヤツや小腹が空いたときに電子レンジで温めて食べられるので重宝しますよ。
ぜひ甘くて美味しいサツマイモを堪能してください。
文・間宮陽子 編集・Natsu
『あまり甘くないサツマイモが、たくさんあります。みなさんなら何を作りますか?』
この問いかけにママたちからは、料理のアイデアが次々とコメントされました。
サツマイモといえば、やはり「甘くなくちゃ!」と考えるママたちからは、砂糖などを加えて甘くする料理が提案されました。
『ザラメをたっぷり入れて大学芋にする』
『栗の甘露煮を買ってきて、芋きんとんにする』
『甘くないサツマイモなら、芋天にする。衣に砂糖を少し混ぜて衣を作ると甘い芋天になるよ』
甘くないサツマイモなら、調味料を加えて甘い味付けをするとコメントするママたち。このほかにも、芋ようかんや甘露煮、サツマイモプリンやアップルポテトパイなどがあげられました。サツマイモ本体の甘さが足りないなら、調味料で補って美味しい甘さを作っていくわけですね。
甘くない味を生かしたサツマイモ料理
甘くないサツマイモはちょっと残念ですが、甘くなくても美味しく食べられる料理もありますよね。
『千切りにして素揚げにしたら美味しいよ』
『豚汁やみそ汁に入れる』
『塩バター焼き』
『クリームシチューに入れるよ。多めに作っておいて、翌日はグラタンにするのも美味しい』
あまり甘みを感じなくても、サツマイモを美味しく食べられる料理もありますね。素揚げや塩バター焼きなどは、お酒のお供にもなりそう。「サツマイモは甘いもの」とこだわらずに料理するのもありではないでしょうか。ママたちから寄せられたサツマイモ料理のアイデア。どれも美味しそうですね。
甘くないサツマイモを甘くするには?
筆者は東北の農業が盛んな地域に住んでいるのですが、サツマイモを甘くする方法について農家さんから教わったことがあります。
その1:収穫後すぐに食べず置いておく
筆者の住んでいる地域では10月ころの晴れた日に、家の前に新聞紙などを広げサツマイモを並べている光景をよく見かけます。農家の方の話によると「サツマイモの収穫は9、10月だけど美味しく食べられるのは11月過ぎから。暖かいうちは日中は外でサツマイモを広げておき、夜間は家の中に入れる。霜が降りるようになったら室内で新聞紙などにくるんでおくと良い。こうしておけばサツマイモが甘くなる」とのこと。保存することでサツマイモに含まれるデンプンがショ糖などの糖類に変化するそう。そのぶん甘みを感じられるわけですね。サツマイモは寒さに弱い食材ですので、室内で保存する際には冷蔵庫には入れず、新聞紙などにくるんで常温で保存してくださいね。
参考:千葉県 千葉県農業改良普及情報ネットワーク「さつまいもの貯蔵による変化とポイント」
参考:大阪市 産業・ビジネス 「市場発・食の情報(No.7)」
その2:料理するときは低温でじっくり
加熱することで甘みを増す方法もあります。70度前後の温度を長く保つことで、デンプンがきれいに糖化され甘くなりますので、焼き芋などを作るときは弱火でじっくり時間をかけて焼くことをおすすめします。
参考:茨城県 地域の農林水産振興「ほしいものつくり方」
美味しいサツマイモの見分け方
さらに農家さんは、甘くて美味しいサツマイモを見分けるコツも教えてくれました。サツマイモをよく見ると写真のように切り口に黒い色をした筋や塊がついているものがあります。この黒いものがついているサツマイモが、美味しいサツマイモのひとつの目安なのだそう。汚れているように思うかもしれませんが、これはヤラピンというサツマイモの成分です。体に悪いものではありませんので安心して購入してください。
参考:大阪市 産業・ビジネス 「市場発・食の情報(No.7)」
簡単オススメ。サツマイモご飯の作り方
サツマイモが大好きな筆者と子どもたち。秋から冬にかけてキッチンにはいつもサツマイモがあり、天ぷらや豚汁、スイーツにと大活躍してくれます。そんなわが家で大人気のサツマイモ料理は、サツマイモご飯です。
材料
米3合
サツマイモ150g
白だし15ml
サツマイモの甘みが足りなければ、みりんを少々
作り方
サツマイモを1センチ四方のサイコロ状にカットし、5分ほど水に浸けておきます。お米は研いだら、お米3合の水加減にします。そこへ水をきったサツマイモと白だし(必要であればみりんも)を入れて炊飯器で炊けば、サツマイモご飯のできあがりです。
簡単に作れるのにとっても美味しいサツマイモご飯。残ったら小さめのオニギリにして冷凍しておけば、オヤツや小腹が空いたときに電子レンジで温めて食べられるので重宝しますよ。
ぜひ甘くて美味しいサツマイモを堪能してください。
文・間宮陽子 編集・Natsu